新卒の頃の話をしようか

このブログは新卒の頃から書いているけど、

ちょっと思い返したい。

 

というのもいまだに仕事をするのが怖いのって、

多分新卒の頃の扱われ方にあると思うのよね。

 

皆は同期がいて、

愚痴りたい時に愚痴れる人がいたと思うんだけど、

シンガポールで、しかもいきなり、上の地位について、

誰にも相談できなくて辛かった。

 

もしあの時に、誰か一人でも私に

「今のあれはひどかったよね?!」って駆け寄ってくれたら、

多分私はとても救われたと思う。

 

実際、新卒で言われたことやられたことって、

そんな大きなことではない。

(もっと酷い扱いを受けている人も知っている)

 

どちらかというと存在を無視されていることが辛かったんだと思う。

 

自分がどんなに辛くても、

今のすごいおかしいって思っても、

苦しくても、

泣いてきても、

 

トイレでわーって泣いたところを見て、

大丈夫?って一言声をかけてくれることはあっても、

 

じゃあ今から飲みに行こうか、とか

ちょっと話す?とか

そんな風に声をかけてもらえたことはなかった。

 

お昼休みに、一人だけいつも話を聞いてくれた人がいたけど、

話していくうちに、

ただ私から話のネタを聞き出したいんだなっていうことに気づいて

すごくショックを受けた。

 

家に帰ってきても、

犬の面倒と家事をするのでいっぱいだったし、

父親に話しても、

「会社の言っていることは正しい」というスタンスで...。

日本にいる同期にはなしても、きっと皆腹を割ってはなしてくれないし、

新卒研修で半ば洗脳みたいな感じだったから、

多分皆は悪いこととか言わないんだろうなって思った。

 

すごく孤独だったんだと思う。

 

誰とも本当の自分を出して話し合えないような、

そんな気分

 

辞めることになったとき、

マレーシア人の上司に

「もし部署が変わっていたら続けていた?」って聞かれたけど

正直もしこの部署で誰かが私に大丈夫?って一言声をかけてくれたり、

飲みに付き合ってくれたら、

きっと私は大丈夫だったんだと思う。

 

それをせず、

無視をする方向でお仕事がいって

外国人扱いして、

スルーして、

 

私は自分を否定されているようで、

限界が来たんだと思う。

 

それは私だけではなく、

先輩もそうだったと思う。

私はこの先輩の距離感が近くて本当に無理だったし、

今でも変わらないけど、

悪い人ではなかった。

 

私の後にこの会社に入ってきて、

多分私と似たことを思ったと思う。

頑張ってどうにかしようと思って、

結局うまくいかなくてって感じだったと思う。

 

私のせいでもあるのかな。

すごく責任は感じている。

申し訳ないって思っている。

 

それでも先輩が私にやったことや

距離が近かったこととか。

色々と無理だったけど。

 

ちょっと皆冷たいんだよね。

熱すぎる会社も嫌だけど、

冷たすぎる開始はも嫌だなって思った。

 

やっぱり自分のことに関心を持って欲しいし、

みんなのプライベートの話とか、

好きなレストランとか、

そういう話も聞きたいし、

ただ取ってとって取りまくる、みたいなのは嫌だな

 

それをなんとも思わない人たちのもとで働くのは辛かったな。

 

決して悪い職場ではなかったし、

私のミスを何度も何度もカバーしてくれて、

優しい人たちではあったと思う。

 

でもなんだろうね

もっとみんなの本音が見たかったかな。

もっとコミュニケーションを取りたかったかな。

なんか寂しかったんだと思う

けどあの場にいた人にそれを伝えても、

きっと共感できるような人ではなかったと思うし、

 

プロ意識が高すぎるのかな。

 

というか皆同じ意見を持っていて、

私だけが宇宙人みたいな気持ちになったのよね。

 

けど私から見たら私が違う星に来てしまったかのような感覚。

 

そう、先輩は悪い人ではなかった。

けどあの先輩を見ても誰も何も言わないあの状況はやばかったと思うし、

 

先輩が日本で雇われた人だっていうだけで、

ランチをハブってくるような女性陣も本当にやばかったし、

それに対して大丈夫?とか元気付けることを誰もしなかったのはやばい。

 

いつかやばい職場にいただけで、

他のところではそんなことないって思える日が来るかな。