リハビリ

というわけで、

そのカウンセラー(講師)のリハビリが始まりました。

 

講「あなたは今の状況を変えるためにも、少しずつ座る場所を前にしていこう」

「誰かと一緒でなくてもいいから少しずつ皆のいるところに近づくこと」

 

と。

 

まじかよ。

すごいストレスでした。

ただでさえきついのに、それを講師の判断でさらに前へとお願いされる。

皆が見ているなかで断りづらい。

断る理由がないし、私がきついからちょっと...っていえば、

私が問題と向き合わないかのように見えると思う。

 

どちらにせよ、

もしそうやって前に座っていくことで、

怖いという気持ちを克服できるなら.....

 

と私は同意しました。

 

まずは皆が座っている近くだけど、

皆の後ろに座った。

 

過呼吸が始まった。

過呼吸というかうまく呼吸ができなかった。

授業にも集中できていなかった。

 

開いているページも教えてもらっているページと違っていた。

私の調理パートナーで気を許している相手に、

ここだよって鉛筆でさっとさされた。

それに必要以上にびっくりというかビビってしまった。

 

スッッッゴく辛かったです。

変な呼吸が止まらない。

でも授業は集中しなければいけない。

 

でもなんとか終わったし、

私の精神状態が良かったこともあって、

普通に話せた。

多分私が自分の問題を告白したことで

気を使わなくてよくなったからかもしれない。

 

でもその次がきつかった。

朝教室に入ったら私用の椅子がすでに用意されていた。

 

講「反社会的にならないで。はい。ここ座って」と。

 

そこは講師との距離がすごく近くて

手を伸ばせば、彼女の洋服に触れられるぐらいの距離に近づくこともあった。

そして彼女の近くを避けるのは、

一番注目される場所でもあるからです。

 

皆講義を聞きに来ているので、

やはり皆の話す方向はこの講師に対してだし、

視線が集まる。

 

正直途轍もなくきつい。

 

それでも話は降ってくるから、

答えようと思って、

目を見て話す。

 

でもその後すぐに不安なのかな、

波が押し寄せてくるんです。

腕にグッと爪を立てないと、

辛いぐらいの波がぐわーって。

ずっと続いた。

 

そしてその時に思い出したのは、

前職にいた先輩でした。

 

前に前に、と座ることは辛いし、

正直これでよくなるのかなって思うぐらい、

効果はなかった....と自分では思っている。

 

でも先輩のことを思い出したことで、

考え方が変わった。

 

今までは親によってできたトラウマのせいで

人付き合いがうまくいかなくなって、

そこから徐々に悪くなっていったと思っていたけど、

 

もしかしたら私の人間不信は前職からくるものかもしれない。

もっというと、その先輩に出会ったことで余計にひどくなった気がした。

 

その先輩は今までの人生の中で会ったことないようなタイプの人で、

できるなら二度と会いたくない人です。

 

でも自分の腕に爪を立てたことで、

働いていた当時も爪を立てていたことを思い出しました。

 

あの時は感覚が麻痺していたけど、

あの時、私は今ほど辛い思いをしていたのかと思うと、

異常だったというか、

ずっと先輩を責めてはいけないって思っていたけど、

私の考えは間違っていないというか。

私がストレスだと感じていたものは、

気のせいではなかったんだな、とようやく気づくことができました。