「自殺する人を助けたい」

実は今働いているインターンシップで、

私と同じ年で、ベーカリーをやっている子がいます。

 

顔にはピアスだらけで、

一瞬いかついって思うけど、

話してみると誰よりも明るくて、

心が優しくて、笑顔の可愛い方です。

 

しかも関西弁混じりの日本語が話せて、

資生堂で通訳のお仕事も日々していたらしい。

 

さらに、

ベーカリーをやる前は

絵を勉強していたけど、お金になるお仕事がなかったから、

ベーカリーに転身したそう。

 

そして、来年には東京でフロントサービスをやりたいと思っているらしく、

将来的にはフロントとキッチンと、他にもホテルでやるいろんなことを一人でできるようになりたいらしい。

 

何をいっているんだ。って大人なら思うかもしれない。

色々やって、東京行くと思ったらベーカリーやんないのかい!

結局今までやって来たことは無駄になるじゃないか!

もういい大人なんだから、しっかり考えて。

 

とかって。

 

私も実際思ったし、

それは私も同じこと言っていたら言われたからです。

 

でも彼女が

「私自殺者の数を減らしたい。」

って言った時に、なんか自分って何しているんだろうって思いました。

 

彼女が、日本と韓国では自殺者の数がすごいのに、

誰もその話に触れようとしない。

だから私がそれをなんとかしたいって言ったんです。

 

それも私みたいに(バカにされるんだろうな....)って思いながら話すのでもなく、

まじでやったるでーみたいな感じで話すから、

この子すごい純粋なんだなって思ったし、

そう心から言えるその子を見て、

私は自分の心が汚れていたなあって確認しました。

 

私も日本とシンガポール繋げたいとかって思っていたけど、

色々言われて諦めたし、

なんかその子にはそういう人たちに会わず、

最後まで自分の気持ちを強く持って欲しいなって思いました。