今だから話せる同期A

ふと社会人時代のことを思い出して、

あの時は本当に心が荒んだなあって思っていました。

 

多分私の心が荒んだのは、

シンガポール来る前からであって、

多分研修中に出来上がった不信感なんだな、というのは思い返して感じていました。

 

すると、黙々と思い出して来るんですよね。

数々のショックな出来事。笑

 

こんな人が世の中にいるんだ、っていうことを何度も思いましたね。ええ。

 

そんな中でも、この同期Aは本当にすごかった。

こんなに裏表が完璧にある子がいるんだ、と思いましたね。

そして何より、そんな子を周りは可愛がっている。

怖い。え、なぜ。

 

見た目はすごい可愛いんですよ。

メイクはナチュラル風で、少しお人形さんみたいで、

笑うと目が少しクシャってなる感じ。

笑うと本当に可愛い。

身長も160cmないぐらいで、

声もハキハキしていて、いつも笑顔。

 

だから私もまさかそんな子だと思わなかったというか。

なんか人って怖いなって思いましたね。

 

まず、最初に違和感があったのは宿泊研修の時。

つまらない講義があって、皆でご飯を食べるときに、

その子が私の隣にいました。

その子と後もう一人いて、3人でしゃべっていたんですよ。

それでそのときに

「講義つまんなかったねー」っていったら、

へへへっていつもの可愛い感じの笑顔を見せて、

 

その後スルー。

スルーというか、もう私を眼中に入れたくありません、って感じ。

ご飯食べるときも、私だけ置いて二人で先に行った。

 

え、今のだけでですか?

講義つまらないって、ただの感想であって、

企業を否定していたわけではない。

というか毎日朝から5時ぐらいまで座りっぱなしで講義を聞いていて、

楽しいって思えますか?

どんなに好きな内容でも座りっぱなしってきついし、

つまんないって思うのは普通だと思ったんだけど....。

 

でも感覚が違うんだなあ、ぐらいに思っていたし、

日本人小学校とか中学校ではこういう無視は経験したこともあるし、

見たこともあるし。

これがジャパンかあって思いながらあんま気にしていませんでした。

 

その後もあまりその子と話す機会はなくて、

宿泊研修も終わるっていうところで、

それぞれの支店が決まりました。

 

私はシンガポールなので海外系の部署の同期たちと

次は社内研修を受けたわけです。

 

基本的に、政府関係やお堅い感じのやりとりをメインとする部署と、

海外のお客さんを相手にする部署と二つあって、

この同期たちはまだどっちがどっちに行くということは決まっておらず、

皆まとめて一緒に社内研修を行ったわけです。

 

そこでまともに話したわけですが、

まあ腹黒いったらありゃしないって感じです。

 

まず、一番最初に ん??って思ったのは、空港で同期と待ち合わせをすることになったとき。

私と同期Aと後数人は会社から先輩と一緒に空港へ向かったわけです。

でもある予定があってある同期は別行動で空港へ来る予定だったんです。

 

ただ、具体的にどこで会うのか、ということは知らせていなかった...、

というかそもそもあんなに大きい空港の中、

そんなに旅行もしたこともない人が急にきて、

待ち合わせできるのかってとこなんですよね。

迷ってもおかしくないというか。

 

それで私たちが目的地に向かっている途中で、別行動できた同期がウロウロしているのを見かけたわけです。

先頭にいた先輩や同期は気づいていなかったけど、

後ろの方にいた私と、同期Aともうひとりの同期は気づいたわけです。

 

私「あ、〇〇ちゃんだ。あそこにいる....迷っているっぽいよね。」

同期Aともう一人「......(皆エスカレーターに乗って行っているので、それに続こうとする)」

 

嘘でしょ。

え、助け合いとかそういう精神ないわけ。

ここで私たちその子を無視して、その子が待ち合わせ場所に時間通りつかなかったら、

その子怒られるわけよ?

しかも私話しかけたのに知らんぷり?

 

びっくりしました。

怒りやらショックやらで、もうわけがわかんないし、

私もこのエレベーターで皆がのっているのに続かなかったら

待ち合わせ場所わからなくなるかもしれない、って中で

必死に「〇〇ちゃん!皆こっちにいるよ!!」

その子もホッとした顔をして

「話しかけてくれてありがとう。あそこで迷ったらどうしようかと思った」って言ってきたわけです。

 

いやあ、ちゃんと言ってよかったーって思ったのですが、

その後がね、もうなんか気持ち悪くて。

 

待ち合わせ場所で他の人を待っている時に、

場所に迷ったその子と同期Aが普通におしゃべりしていたわけです....。

 

というか迷いそうだった、っていう話も

「たどり着けてよかったね〜(心配そうな顔)」って感じで...

 

いや、あなたさっき見捨てたでしょ。

 

もうなんなん

怖いんだけど。

 

私の見間違えというか勘違いというか、

なんか私が間違えたんかなってもうずっと頭の中がわけわからなかったです...。

 

ただその勘は間違っていなかったな、というか。

 

その後も会社で仕事する時に、

私とその子だけでやっていた仕事があるわけです。

 

先輩から説明を聞いて、じゃあやろうってなったときに、

その子はなぜか説明と逆のことをしようとする。

 

え???

私「それってこうじゃない?」

同期A「....いや、これで合ってる」

 

え、どうしよう。

このまま全部仕事したら、

私も責任問われる。

わからないことがあったら聞くのがいい、と思って、

私はその子に確認したいから、先輩に聞いて来る、と思って聞いたわけです。

そしたらまあ、案の定その子間違えていたんですね。

 

そして何よりムカついたのが、

なぜか私が間違えた、と勝手に思われていたこと。

 

その子は愛想がいいからなのかな....。

すっごく「さっき言ったんだけど、聞いてないのかな」っていう態度を取られて、

その同期Aには普通に優しく対応していました。

 

まじでなんなんですか。

え、仕事こなしているかよりも笑顔が大事なんですかね?え?

 

いやあ、もうキレますよ。

 

しかもお昼ご飯を同期が先輩たちと一緒に食べに行くっていう時も、

私とその子はトイレに行ってから下に行くって言ったんだよね。

 

一緒にトイレに行くんだから、

一緒に下に降りればいいのに、

なぜか私を待たない。

皆心細いんだから、一緒に待てばいいのに。

意味がわからなかった。

というか私がトイレから出てきて、

何も声もかけずに

すぐ出ていったからね。

嘘でしょ。

 

それで私だけ、一人下に降りていったってわけです。

でも皆の前ではいたって普通というか。

トイレのあの時はまじでbitchy faceだったのに、

皆の前ではニコニコ。

怖って思いました。

というか多分トイレに行く=先輩待たせる=印象悪い

っていうのが嫌だったのかな。

それにしてもね。笑

 

あまりにも違いすぎて、

なんか性格悪いっていうのは私の想像なのかなって思えてきましたもの。

 

その後もまあ、ひどい。

 

もうなんかひどすぎて、

もう記憶が曖昧なんだけど

そのほかも色々とまじかよって思うことはありましたね。

 

表というか、なんていうんだろう、

逆に表裏ないのかな、これは。

 

私にだけ見せる裏というか。

でも表情変わらないというか。

変わらないけど、ふとした瞬間に

裏を見せるというか。

 

怖くないですか。

 

でもこの子は本当に同期の中でもダントツに意味がわからなかったのですが、

他にも色んな人がいて、

いやあ、本当に人間不信に陥りましたね。

 

世界の人はまあまあ、わかっていた気していたけど、

日本文化の奥深くに行くと違うんだなあ、ということはつくづく思いました。