ADHD

私は父に自分がADHDであることを確信したと伝えた。

 

今まで私は、

周りの環境が今までと違うから、ことごとく問題が起きているのだと思っていた部分もあった。

例えば、キッチンや前職でも、専門卒の子が多かったり、ずっと日本にいたような人が多かった。

私みたいに帰国子女で色んな国に行くような子は周りにいなかったし、

だから話し方も全然違った。

 

そういうこともあって、自分の意図していることが相手に伝わらなくて、

誤解を生んで噂話になったり、

そもそも噂話に免疫がないから、それを聞いて私はダメージを受けて、

働けなくなったり。

 

だからどこかで自分が仕事できないのは、

環境が合わないから、私が弱いから、だと思っていた。

 

でも私は今の職場に入って、本当に私が特殊だということを知った。

今回は私の他に二人日本人女性がいる。

もう一人の方は本当に優しくて、明るくて可愛い人で、

もう一人(社長)は私と同じ歳ぐらいで、帰国子女だった。

 

二人とも、最初から私を歓迎してくれていたし、

とても暖かくて優しい人達だった。

仕事も安心して行える状態だった。

説明もとてもわかりやすい。

距離感も悪くない。

仕事もシンプル。

 

にもかかわらず、私はミスをまた犯した。

レジ打ちしかやることがないし、

理解していたのに、

私はミスをした。

 

私はコンビニとレストランのホールでレジを打ったことがある。

全くの初心者でもないのに、

起きたから、私は悲しくなった。

 

悲しくなったし、

なんで起きたのかわからなくて辛くなった。

 

自分ができない理由が知りたくて、

私はyoutubeadhdの人の動画をたくさん見た。

今までにも見たことはあったのですが、

ほんの少しだけ。

 

今回は3、4人ぐらい違う人の動画を見たと思う。

そしたらですね。

言っていたこと、全て当てはまりました。

びっくりするぐらい。

それで私はその話している人たちを見て、

やっと自分の仲間が見つかったようですごく嬉しくなりました。

 

ずっと孤独だったのに、やっとわかってくれる人ができた。

 

メモ帳を取っても、取ったことを忘れてしまう。

ケアレスミスを起こしてしまう。

一つのことに集中しすぎてしまう。

 

それが自分の努力不足ではないと知れて、気が抜けた。

私はちゃんと自分の思っていたように120%って頑張り続けていたから、

すごい辛かったんだ。

 

でも同時に私は、

自分のケアレスミスや忘れっぽさは、

治ることがないことを認めなくてはいけなかった。

 

治ることがないということは、

私はいつまでたっても当たり前になれない。

皆と同じレベルに立てない。

 

皆は、周りと比べなくていい、

できなくたっていいじゃないか、という。

 

でも私が比べているわけではない。

皆が私に当たり前だと求めてくることに応えられないと

なぜこんなこともできないのだと周りと比べてくるからだ。

 

自分たちが比べているのに、そんなことにも気づかない。

それぐらい私の立場を理解できる人は少ないんだと思う。

 

つまり、私はこれから先もずっと、

誰にも理解されずに忘れてしまうこと、ケアレスミスをすることを

怒り続けられることになる。

それによっていい人間関係をこれから作れないことにもなる。

売り上げが悪くなれば私のせいにされることもある。

そのたんびに転職をすることにもなると思う。

 

私は、自分をADHDだと思ったということは、

自分は人並みでないことも受け入れるということで、

これから先苦しいことばかりだということを覚悟して生きることでもある。

 

そんなことないよって思うかもしれない。

でもそれなら私が今までやってきた何十社のお仕事の中で、

一回も成功していないんだろう?

なんで苦しい、辛い思いばかりなんだろう?

 

自分がADHDだと思うことは気持ちが楽だけど、

私はもう普通ではないってことだ。

皆と考えていることは同じなのに、

自分の態度や行動を不真面目、甘えている、適当だと

見られて理解されない、バカにされるということだ。

 

真面目に、真剣に取り組んでいる私にとって、

それがどれだけ辛いことなのかわかるまい。