この仕事で学んだこと
１ヶ月半しか働いていないし、
結局また社長と相性が合わなくて、辞めることになるわけだけど、
思考の歪みが少し取れて、
今自分に何が足りないのかってことも今回わかったような気がする。
１、上司といい関係を築く
今までの私はなにか言われると、キレたくないから適当に流すか、
逆に全てを聞いてしまい、反論を言えずにいるかのどちらかだったんですよね。
適当に流してしまうと、本当に自分も意見を持てなくなっていくし、
逆に毎回反応すると喧嘩になってしまう。
というかどんな方法を取っても、
結局私がそんな間違えていなくても上司に他の人より注意を受けるんですよね。
それがすごく嫌だけど、どうすればいいのか分からなかったんです。
そんな中友人に最近の出来事を話して、
自分はもうどこに行っても働けないような気分になる、と伝えると、
「たまにさ、他の人がやっても怒らないのに、自分がやると起こるってことあるでしょ。あれって結局あなたのことが嫌いだから、なにかと理由をつけて怒りたいだけなんだと思う。」
「だから、まずはごめんさないって謝っとけばいいのよ。上司に好かれていい関係を結べることがいい職場関係を築くことになるんだよ」
と言われました。
目から鱗。
確かに今まですっごくキレられるんですよね。
けど今思うと私が反対意見を言うからなのかな、と。
周りを見ると、そうですね...って感じで聞いているのに、
私は「それは違うんじゃ」って思うと言わずにいられないんです。
上の人からしたらプライドだって傷つくし、
もし私の言っていたことが的確ならなおさら恥ずかしいし、
皆の前で嫌な思いをしたようなものよね。
私そんな風に考えたことなかったし、
むしろ自分が思っていないことに対して同意してしまうと、
後で私のやることなすこと、全てその人の言うとおりにしなければってなるのが嫌で、
しっかりと自分の意見を伝えるようにしていた。
でも今のを聞いて、
自分はこう思っているけど、この人に好かれとけば
とりあえず安泰なんだし、それぐらいやろうかっていう気持ちになった。
２、意識が足りない
これはよく前から言われていたこと。
ただ何がどういう風に意識が足りないのかまでは分からなかった。
これは本当に上司のおかげで分かったのですが、
例えばたくさんの人がお店に入ってきたとして、
それをただぼーっとするのではなくて、
今入ってきた、だから後でレジが混む。
だからレジ周りのサポートを後でしよう、という風に考えられることが
意識をする、ということなのだと知った。
何事も「これぐらいどうだってない」って思うことが「意識がない」なんだけど、
それを「これがこうなることでどういうことが起こるんだろう」ってもっと奥を考えることが私に必要なんだと気付いた。
そしてそういう風に奥をもっと考えられるようになるには
私自身そのお仕事を楽しんでいることと、
なにかしら自信を持てることが大事なのだと思った
３、自分に合う仕事はおそらくある
私自身、今の職場環境が本当にいいから、
もしこれでまた人間関係で問題を起こしたり、
私がうまく働けなくて辛くなったりしたら、
もうやめて死のうと思っていました。
本気で。
というのも私は、皆が私を雇うとき、
私の語学力を見るんです。
どれぐらい英語、日本語、中国語が話せるのかな、と。
後はいい大学を出ているから、きっと要領が良くて、頭がいい、
そして多文化の中を生きてきたから、
皆は私がシンガポールにも日本にも詳しい、
そして日本での敬語やマナーも理解していると考えている。
実際はそんなことないし、
香港での留学を経て、これは私の強みではないということを感じた。
英語、中国語を話せる人なんてこの世の中にたくさんいるし、
日本語も話せる人だってたくさんいる。
私は完全な日本人ではないから敬語やマナーだって苦手だし、
だからといってわざわざ完璧に勉強しようって思うのも違うのかなって思い始めた。
それって結局日本人としてやっていくために無理に寄せていることになるからね。
無理に寄せて、それですごい、とか思ってくれるならいいけど、
だから私は同じ日本人だよってことをアピールしたいわけではないし、
正直皆敬語やマナーを理解していて当然だとなぜか思っている。
敬語やマナー、英語を探したいなら、多分帰国子女で完全な日本人の子だったら、
できると思う。
だからこれは私の強みではない。
けど皆は勝手にそこが私の強みだと思って、
高い期待を持って雇って失敗する。
だからこの先もずっとそういう経験をすることを考えたら、
もう死んだほうがマシだと思った。
けどその気持ちがなくなったのはカウンセラーが話してくれたとき。
「ユキは考える力がないのではなくて、それを正しく言葉にすることが苦手なだけ。」
「あなたの考え方に驚くときもあるのよ、教えたり、人を導いたりするお仕事なら合いそうだけどね」と言ってくれた。
後昨日は友人と働けなかったことを伝えたら
「ユキのいいところはマイペースなところなんだよね。そのほんわかしたところがいいのであって、企業勤めをしたらそういう部分がストレスとかプレッシャーで無くなってしまう気がするんだ。」
「今回の仕事がうまくいかなかったのは恐らく高いものを取り扱っているからじゃないかな？一つ一つの金額が高いし、失敗が許されない。高級志向だから、上司も慎重になる。だからユキにとってストレスになったんじゃないかな」
と。
後正直私が今までケアレスミスをしてしまうのは、そういう気質だと思っていたのですが、
精神科からはうつ病によるものだと言われました。
私がいつからうつ病だったのかは分からないけど。笑
後は、今の職場でもケアレスミスや忘れっぽいことが問題なのではなくて、
意識がないことによって、これぐらい、という気持ちがケアレスミスなどを生んでいることが問題なのだと言ってくれた。
つまり私はうつ病を治して、意識を持てるようになれば、自分の問題は解決するんだよね？
てっきり私は意識がないこと、ケアレスミスが多いこと、人間関係でもめてしまうこと、忘れっぽいことなど全て違う問題だと思っていたから、
全てを片付けるのが怖くなっていた。
でも今はたった二つに絞られた。
これだけでもう少しやってみようか、という気分になれた。
４、もっと自由にやってもいい
カウンセリングを受け続けたり、精神科に行ってみたり、
上司に打ち明けてみたり、
メンタル面でも色々と頑張っていったことによって、
徐々に正常な考え方ができるようになってきている気がする。
そのおかげかもしれないけど、
企業で働くことになんでこだわっていたんだろうって思った。
多分大学生の私だったら、いきなりフリーランスをすることを考えていたかもしれない。
仕事を二つ掛け持ちしていたかもしれない。
恐らく自分が正社員としてバリバリ働けるとは思っていなかったと思う。
それならなぜ私はこんなにも必死に正社員の仲間入りをしようとしているんだろう。
私の友人が「ミスをある程度しても大丈夫な仕事はあるよ。例えば英会話教師とか」と言ってきた。彼女は英会話教師をしているんですよね。
後、私の話を全て聞いていながら自分の仕事でもあるカウンセリングを私にやってみたら、と勧めてきた。
確かに色んな仕事があるのに、私はもうダメだ、と思っているんだろうっていう気持ちが少し芽生えた。
言ってしまえば、私は人よりもタイプをすることが好きだから、
ライターにだってなってみれる。
ブロガーなんて私の性格にぴったりだとも思ったし、
ブログをやりながら英会話教師ができるなら最高だと思った。
自分で最高な組み合わせだと思っていながらもやらなかったのは、
やっぱり皆から外れたくないっていう気持ちがあったし、
できるなら安定して仕事がしたいと思ってた。
でも試すところは試してみたし、
それでダメだったら仕方がない、
好きなことをしてみようってなった。
まだどうなるとかは分からないけど。
また結局企業勤めかもしれないし。笑
こんなところかな。
本当に色んなことに気づけた１ヶ月半だったと思う。
