友人と私の本音を話した

せっかく卒業したし、

本当はおばあちゃん家に行くためにとったけど、

航空券残っているわけだし、

東京行こう、ということで急遽行くことになりました。

 

恋愛やら就活やら学校やら

いろいろあって、整理がついていなかったので、

友達と会う予定もまだ立てておらず、

最後の最後である友達に会うことにしました。

 

彼女は日本語がペラペラなシンガポール人で、

私が高校生の時からのつきあいです。

 

今は日本で仕事をしていて、

会うこともなかなかなかったので連絡を取り、

次の日に会うことになりました。

 

本当は恋愛の話で盛り上がる予定だったのですが、

なぜでしょうね。

私がまた仕事の話を始めました。

 

最初は軽く「仕事がうまくできなくて、実は仕事を辞めた部分がある(あのときはつ辛かった)。だからまた同じことが起きないように就活を考えていたんだけど、場所を変えても同じ問題が起きるからすごい悩んでいる」と言って、

そうなんだ.....で終わらせる予定だったんです。

 

けど、この友人がそこから、ちょっとまてよって感じで、

「そんなの皆のりこえるものだし、環境が合わなかったからって変えるのもわかるけど、結局それは自分をどうにかしないと変えられないんだよ」と説教モードにはいりました。

 

あ、前に他の友人に話したときもこんなんだったわ。

で、まあ、そこから、私も「ちょっとまてよ」ってかんじで、

お互いの意見のいいあいになりました。

すごくストレス。

 

言っていることはごもっともだし、

わかっているんだけど、

私の中でなにかが噛み合っていませんでした。

 

ずっとモヤモヤイライラするんです。

でもなにかわからず、帰宅。

 

それで後からゆっくり考えて思ったのは、

私は「皆よりできていない自分」を共感してもらいたかったんだと思うのです。

 

彼女からしたら、

私が人よりできない、といっているのが甘えに聞こえたんだと思う。

お金に対する執着がないから、そうなんだって。

 

私は甘えているつもりはない。

お金に対する執着だって、もちたいけどもてないだけ。

 

「人と違うから仕方ない、で終わらすんじゃないよ」という圧を友人から感じました。

 

でも私からしたら

「まじで次元が違うんだよ」っていう、ね。

 

言っても伝わらないから仕方ないんだけど。

私が、自分が話しているときに途中でなんていったか忘れるって言ったら

「それは自分がなんでこの話が大事なのかを分かっていないから、そうなるんだよ」って言ってきた。

そのあとに「私も同じ経験したからわかる」と言っていたのです。

 

でも、もし私と同じ経験をしてきたのなら、

多分私は普通に働けていたとおもう。

 

そして、その話がどれだけ大事であろうと、

からしたら死活問題ではないから忘れるのです。

 

どうせ忘れたって、この会社が潰れるだけ。

自分が職なしになったってまた職を見つければいいだけ。

でも自分のせいでかいしゃが潰れたらどうしよう、という不安はあった。

 

なにかがだめだった。

皆が受け入れられることを私は受け入れられなかった。

ただ甘えていたのではなくて、だめだった。

 

その気持ちを共有、共感してもらえなかった。

私は自分がうまく働けなかったことよりも、

友人から、私が人よりも辛い思いをしたことや、

尋常ではないぐらいいろいろ言われたことや、

人よりも感情的になりやすいから苦しかったことなどを

そっか、辛かったんだねってなぐさめてもらえなかったことが辛かったんだと思う。

 

それが私のモヤモヤイライラの原因だったんだときづきました。

 

皆には同期がいて、

一緒にご飯に行って話す人だっている。

同じように研修を受けて、同じ時期に辛い思いをした人たちと

共にすることができる。

 

でも私は、そういう相手もいなく、

共感してもらえる相手も当時おらず、

冷たいと感じる職場の中で一人頑張っていたわけです。

 

私のミスなども「なぜそんなことをしてしまうの」って感じる人のほうが大多数だった。

私の友人も私と同じ、もしくは似た経験をしたのだと思う。

でも彼女には東京に友人もいるわけで、

話す相手がいたんじゃないかなって思う。

 

私も全くいなかったわけではないけど、

いきなり皆より上のポジションでやることにストレスを感じていた。

 

その時の気持ちを誰かと共有することができていたら、

私は乗り越えられていたのかもしれない。

 

私の友人は私ではないし、

私の苦労がわからないことは仕方ない。

実際に彼女の言う通り、私が弱いだけなのかもしれないし。

私はそう思っていないけどさ。

苦痛で仕方なかったし、

こんなのをみんな経験していたなら、

人間不信になっていたと思うし。

 

ただ、

辛かったね、どんなところが辛かったの?って寄り添って欲しかったんだと思う。

でも皆経験することだからって、誰にも愚痴を言えずにひとりで戦ってきたから、

私がこうやって愚痴ると言うか、苦痛を漏らすことに友人たちは怒りを感じたのだと思う。

 

ひとりで戦ってなんとかなっているなら、私もこんな風に皆に辛いって言わないさ。