環境

そう考えたら環境って大事だなって思った。

 

もし私がもっと遅いペースで進めることができて、

ミスを少ししても揚げ足を取らないところで、

人の陰口や悪口を裏で言わないところで、

私と似た感覚を持った人たちがいるオフィスで、

 

私らしくいれるとこだったら、

結果は違っていたかもしれない。

もしかしたら10ヶ月で辞めた職場に後十何年もいることになっていたかもしれない。

 

結構好きだったにも関わらず、

辞めることになったのは、

やっぱりそれだけプレッシャーが大きかったんだろうな。

 

今日はAtypicalっていうドラマをnetflixで見ていました。

それに少し共感しました。

自閉症を持った男の子が成長していく姿が描かれているのですが、

大学に入りたてで、

高校の時のようにベルがならないから、授業で遅刻ばかりしたり、

皮肉を言われても、それがわからなかったり、

友達になれたと思ったら違ったり、

高校の時に辛いって感じていたことがまた一段と大きくなったって感じです。

うまくいかないときに父と車で話しているシーンがあったんです。

 

そんな時に父と車の中で会話をしたんです。

父:「大学はどう?」

男の子:「自閉症の人は大学進学率(卒業だったかな...)が低いっていうけど、卒業できなかったんじゃなくて」

自閉症の人たちのために作られた場所じゃないんだ(だから卒業できなかったんだ)」

父:「...いや、それは違うよ。君は少なくとも違うよ。」

 

というものでした。

 

そう、会社という環境が私のために作られたものではないと感じることが多いのです。

仕事は好きだけど、

皆が耐えられるような陰口や噂話、

皆ができるスピード感やケアレスミスの少なさ

皆ができる「一緒にランチ」

上下関係、規則正しく働くこと

適当な息抜き、などなど

 

普通ならできて当たり前だし、

耐えられるものが

私には耐え難いんです。

 

でも皆は問題なくできているし、

だから私が踏み入れる場所ではない、と感じてくるのです。

どれだけ頑張ったって、皆に追いつけないし、

追いついたところで、

常に追いつかなければ、という気持ちばかりで、

緊張ばかりして辛くなる。

辛くなって、ねれなくなる。

でもそんな気持ちを共有できる相手もいない。

 

平日の夜も週末も

追いつけないことに悩んで仕事のことを考えてしまう。

 

なんでこんなこともできないんだ、と言われる。

 

でもただ人より劣っているとか、

そんなんじゃなくて、

 

そもそもの環境が間違っているというか、

すれ違いが起きているというか

そんな違和感を持つんです。

 

仕事ができないわけではない。

忘れやすいとかそういった弱点はあるものの、

正直それは弱点ではなくて、私の個性である。

 

それさえ除けば、

私は誰よりも働くことがきっとできる。

それなのにマイナスの部分ばかりが評価されてしまい、

うまく働きづらい環境ができているような気がする。

 

そしてマイナス部分が評価されやすいのは、

皆が当たり前にできていることができていないからだと思う。

 

だから私はたまに

自分は企業向きではない、

というか完全に働くタイプではないということを感じる。

 

菅田将暉が「僕は社会不適合者だ」って言っていたのと同じで、

私もそうなんだと思う。

ただただ仕事環境が合わないだけなんじゃないかなって思い始めた。