昔使っていた手帳

今のインターンシップ先で

メモを取りたいことがありすぎるので、

代わりとなるメモ帳を探すために本棚を探っていました。

 

そしたら、大きめの黒い、つるっとした皮みたいなのが付いている手帳を

見つけたんですね。

ん、これはなんだろうって思ってみたら、

あるホテルのロゴがついていた。

 

もしや、これは、

と思って開いたら、

 

団体名、提案する日付、人数とか事細かに書いてあった。

 

私が前職でお仕事するときに使っていた手帳でした。

 

ああ、懐かしいって思いながら、

パラパラめくっていたのですが、

不意に涙がぽろっと出ました。

 

今まで、悲しい、辛いのをギリギリまで我慢して、

家ついて泣くってことはよくあったのですが、

 

自分でも知らないうちに涙が出るのは初めてでした。

自分でもなんの涙かわからないんです。

ただ見れば見るほど、

その当時頑張っていたことを思い出して、

涙が出ました。

 

多分相当辛かったんだと思うんです。

その感情を私今まで自分でも気づかないうちに封じ込めていたのだと思います。

 

私が手帳に書いていた詳細は、

メールでホテルに送る内容です。

 

なぜかいつも詳細を間違えたり、抜けていたりするのに、

なぜ起きるのかわからなくて辛かったときに、

あの先輩が

「私も物覚え悪いから、手帳にこういう風に客観的に見れるようにしてからメールに書いているよ」

と事細かに教えてくれた方法です。

 

最初はこんな細かくメモ帳に一回書いてからでないと、

うまくメールが書けないのってなんか恥ずかしい。

本当に私こんなことしなければいけないの?

バカらしい

って思ったのを覚えています。

 

でも結局本当に役立って、

あのノートがあったから、

私のミスが減ったんです。

 

すっごく辛かったけど、

誰かのいうことに対して、何それって思いながら実行したことがなかったので、

とても抵抗があったけど、

こういう風に書いてもまだミスはあったけど、

結果は出なかったけど、

 

私一生懸命頑張ってたんだなあって。

 

後メモ帳を見ていると、

今まで嫌なことばかり思い出していたのですが、

不思議なことに楽しかったことも思い出してきたんですよね。

 

元々タイプするのが好きで、

このメモ帳に書かれていることを、

メールにタイプしていくのが楽しかった。

旅程も、コピペしたり、

色んなリンクをメールに添付したり、

作業は繰り返しだけど、

 

その作業が好きだった。

 

今日はここまで終わらせてやる!っていう使命感を持って、

やるのも爽快で好きだった。

 

私このお仕事好きだったんだなあ。

 

結局終わらせられないし、

上司や先輩からは嫌がられるし、

理解できなかったし、

自分自身のことが理解できなくて辛かったし、

たくさん意味わからないことで怒られて辛かったし、

 

でも好きだったんだなあって初めて気がつきました。