自分がして嫌なこと

ただインターン先でイライラされているのは、

それだけではなくて、

私の態度にもあるんだと思うんです。

 

前のインターンシップ先でも、

「ユキは真面目に仕事したくないんでしょ」というふうに言われたぐらいだし、

周りの私への対応を見て、

私の話し方が素っ気ないというか、不愉快にさせている部分があるんだな、

ということは感じた。

 

とはいえ、私がなぜこんな話し方になるのかわからなかった。

ただちょうど数日前とかに、

「私、前職ですごく影響を受けて自分らしくいれなくなったから、今こんなふうに自信を持てていないのではないか」と思ったんです。

 

とりあえずネットで、どうすれば本当の自分になれるのか、ということを検索しました。

出てきたのは

「自分が実はやりたくないこと、やりたいことを書き出す」というものでした。

そして、書いたことを実行する。

自分が本当でありたい自分に近づく。

いたってシンプル。

 

早速書いてみたら、驚きました。

普通は「ハワイに行きたい」とか「長時間労働したくない」とかって出ると思うんですが、

私のやりたくないリストには、

「無理な人付き合い」

「嫌われること」

「愚痴を言うこと」

など結構抽象的かつ根っこに近いものが出てきました。

 

やりたいことも同じで

「人とたくさん話す」

「嫌いなものに対して嫌いだと言う」

「笑顔になる」

とか似たものが多かったです。

 

私の幸せを感じるレベルって相当低いところにあったんだということにもショックだったし、

わかっていたことなのに、なぜ今までやろうと思わなかったんだろう、と不思議でした。

まあ、やってはいけないことだと思っていたからやらなかったわけですが。

 

その中でも、簡単にできそうなものから始めたい。

そして私が選んだのは「人の機嫌をとる」でした。

 

そもそも人の機嫌をとっている自覚がなかったのです。

前職で働いていたときに、なんか素で入れなかったな、

ごますりというか相手の言うことに対してなんでもニコニコしていたなって思ったんです。

そういうのをなんて言うんだろう、と考えて出た言葉でした。

 

そっか、私人の顔色を見て、

相手が自分の意見に対して反論してくるかどうかなどを見て、

自分の意見を変えたり、ときには笑って誤魔化したり、

気まずいのが嫌だからあえてたくさん話したりしていたから、

疲れていたんだな、と。

 

気づいた今ならできる、と。

私はインターンシップ2日目から始めました。

 

結果でいうと、

人との距離感はでんでダメでした。

なんかうまく距離が取れないんですよね。

 

でも一方で、自分が以前よりリラックスしていることに気づきました。

相手に自分の意見を言うことが怖くなくなったし、

笑えるようになったんです。

 

不思議。

あれだけ頑張ろうとしてもできなかったのに。

 

それだけ気を使っていたんだなって。

 

例えば、年上の方が教えてくれているときに

ムカつくことを言われたら

「なんだよこいつって思ってはいけない」

とイライラを抑えながら、

態度を変えないように話していたんですね。

 

だから私もすごい疲れるし、

多分相手からしても前職の方が言っていたみたいに、

バカにされているように見えたのかもしれない。

 

でも、今回は

なんだよ、こいつって思ったときに

「気を使わなくてもいい」と唱えたら、

肩の力が抜けました。

 

なんなん、こいつまじでムカつくわあっていうイライラがなくなったんです。

そして話すときに態度に私はちょこっと出てたけど、

それを見て、相手の方も何かを察して、

距離を取ってくれました。

 

いつも距離が近くなりすぎて、

お互いにイライラして、疲れるというパターンが多いのですが、

この日はいつもに比べて少なかったように感じます。

 

何よりも、唱えることで私は人とうまく話せるようになったし、

久しぶりに話すのが楽しいと思えた。

 

そんな調子で3日目もやって、

もちろん大変で、苦痛だと感じることの方が大きかったけど、

そう言う風に自分がどういう話し方をする人だったのか、

と言うことを思い出せて嬉しかった。

私が私に帰ってきたような感覚。

 

まだまだ仕事っぷりや

対人関係はうまくいかないけど、

少なくとも自分の嫌なことをやめることで、

少し光が見えてきた気がしました。