私の自信が前職でなくなった理由

今までのお仕事経験を通して、

私は自分の仕事能力に自信をなくしています。

 

「人のいうことなんて気にするな」

「下手なことがあるなら、練習すればいいだけじゃないか」

「失敗していちいち落ち込むぐらいなら、どうすれば次に活かせるのかを考えよう」

 

とかよく言われますが、

正直それで問題解決できていたら、

こんな風にこじれていないさ....。

 

前職というか、研修を始めたあたりから、

人の目が怖くなりました。

 

今までは、自分ができていなくても、

人それぞれ得意、不得意があるのだから仕方ない、と思っていました。

 

だからグループでミスをしても仕方ない、次頑張ろう!って励まされるし、

うまくできなかったら教え合ったりするものだと思っていたのですが、

 

研修では、うまくできないと

「あいつのせいで失敗した」という視線を感じるし、

実際にグループワークで、

机が離れすぎていて、私だけ聞き取れなかったことがあります。

 

なんども「ごめん、聞こえない...」とか言っているのに、

わざとなのか、誰も気にも止めてくれないし、

説明もしてくれない。

 

実際にプレゼンするときには、

全て一人でやるのかと思ったら、

急に渡され、私が次の点を説明することになった。

 

いや、それなら私にもしっかり説明してよ。

私の言うこと無視しないでよって思ったけど、

準備していたのでなんとかなった。

 

そもそも、

そのグループディスカッションでも、

彼女たちのいう案でいくと、

求められていることとは違うものになる気がしたから、

私は「それだとこうだから、こういうのはどうかな?」って提案したんです。

 

私の提案の仕方が悪かったかなって今では思いますが、

でもその子を否定していたわけではなくて、

こっちの方がお題に合っていない?って確認したかったわけです。

 

その後はぶられましたが。

 

自分の思うこと、考えていることを言ってはハブられを繰り返し、

人間不信になりました。

自分の意見を人に言うのが怖くなりました。

 

ついには、私と同じ考えを持っていると思っていた中国人の女の子でさえ

「ユキはなんでも思ったことを口にしすぎ」って言いましたからね....

 

あの時の私の精神は安定していなかったし、

全く心の準備をしていなかったわけではないけど、

さすがに辛かった。

 

なにも裏の意味とかなくて、

ただ思ったことを口に出しただけなのに。

 

別に言ったからと言って、

その人たちに対抗しているわけでもないし、

それに関して「違うよ」って言われたら、

きっと「そうなんだ」って受け入れるし。

 

考え方の違いだってわかっていても、

80人対1人ってなると、

あれ、私間違えているのかな?

おかしいのかな?

意見言いすぎているのかな?ってなってくるのです。

 

香港では、意見を言わなさすぎて引かれて、

日本では、意見を言いすぎて引かれる....

 

なんやねん。

 

でもそんな感じで、

私は自分の意見を言えなくなってきました。

 

それに加えて、

シンガポール支社で出会った先輩は、

後輩は自分のしもべだと言うような人だし、

おそらく私のこともそういう風に使って当たり前だと思ったんだろうね。

 

実際にプリントアウトした紙を取りに行かされたことあるからね。

私座っているのに。

私の紙でもないのに。

もうあの時の私は頭が麻痺しちゃって、

なんでってイライラしながらも取りに行ったけど。

 

「自分で取りに行けないんですか?」ぐらいの嫌味は言ってもよかったかな。

そんなこと言ったら、その後きつく当たってくるから言えなかったけど。

 

そんな感じで毎日過ごしていたから、

徐々に自分の意見が言えなくなっていて、

心から話せる人もいなくなっていって、

孤独を感じたんだと思う。