私のモチベーション

今日は点心部門で働きました。

 

今までの仕事環境とは違って、

こっちでは常にやることがある。

 

そしてなにより、

スタンダードが違うというか、

優しいというか

 

まな板とか包丁をちゃんと洗剤で洗うし(当たり前だけど)、

話し方もハキハキしていて、

はいっ、これっ、先っみたいな

 

作業するときも、これぐらいのスピードでいいだろうって感じではなくて、

常に自分のマックスでやっているなって感じだし、

誰も上の人が見ていないから手を抜こうって考える人がいなくて、

一人一人が綺麗に作ろうとしている感じだった。

 

でもちゃんと明るく楽しくって感じで

おしゃべりもするし、

皆とりあえず面白くて優しい。

 

その空気感がなんか懐かしいし、

私も頑張ろう!!って思えたんです。

 

そこで思ったんです。

今までだって、頑張ることはできたはず。

 

作業もそれほど変わらないし、

なんであの時はこんな風に頑張れなかったんだろうって。

 

それは意気込みがやっぱり違うからなのかなって。

 

もちろん中には、ちゃんとケースも綺麗にしようとか、

切るときのサイズにこだわろうとするキッチンもあったけど、

テキパキしていないというか、

パッションを感じないんです。

 

今からお客さんのために美味しいご飯を出すぞ!!みたいな感じがあまりなくて、

どちらかというと、「商品作ろうか〜」みたいな感じなんです。

 

だからやっぱり作業しているときに

お客さんが見えるか見えないかでモチベーションが変わるのかなって。

 

作ったものの先に誰かがいる、ということが

やっぱり嬉しいんだと思う。

 

だからこう熱が入るし、頑張ろうと思える。

 

逆に皆はなにをモチベーションに頑張れているのだろう。

もう一人のインターンの子は場所が変わっても、

質の良さはそのままだったし、

スピードもそんな落ちていなかった。

 

だから自分の中でそういうモチベーションがあるのだと思うの。

それは他の人たちも一緒で、

皆仕事だから、と割り切りながらも、

スタンダードのクオリティを出している。

 

だからどうすれば維持できるんだろう。

 

逆に早すぎるからセーブしているのかな...?

こう野菜を切ったりするときに、

私の早さだとあまりにも早すぎると言うか、

なんだろう本気度が違うと言うか

 

皆はそんなに本気にならなくても切れるのかもしれないけど、

私は結構「うおおお、やってやるぞ!」ってスイッチ入れないと

早くならないんですよね。

 

だからそのスイッチを押すと

「なんか一人だけすごい熱くなっている痛い人」みたいになるのが怖くて

無意識にセーブしていたのかもしれない。

実際皆が「これは適当でいい」っていうところを適当にすることにすごい抵抗感じていたし、

正直見下していたようなところもあったと思うし。

 

多分ここでは本気を出してはいけないって思ったから、

それでセーブしているうちに、

なんか全てがどうでもよくなって、スピードが落ちていたのかもしれない。