映画を見た

今日「Scent of Woman」といいう映画を見ました。

 

昔の映画だけど、業務委託を頼んでいる人がお勧めしていた映画です。

 

ちょっと学校でトラブルになった男子高校生が盲目の男性に振り回されるようなお話です。

 

二人とも映画の主人公なのですが、盲目の男性がとにかくかっこいい。

 

多分私たちの人生でこんな人がいたら、

ただのウザい、うるさいおっさんですが、

生き方を見ているとなんとも言えなくなる部分がある。

 

盲目になったのは自分のせいで、

それによって色んなことができなくなった。

盲目だから、周りにも色々と言われることになった。

 

それでも前向きに、痛々しいぐらい前を向いていて、

見ているこっちが辛くなる。

でもそれでも自分が感じたものを信じて、

恐れなく進んでいく盲目の男性がカッコ良かった。

 

なんてことない顔をしながら、

内心とても傷ついている、

自分がお荷物だと思われることに傷ついている

皆にできることを自分ができないことを悔しく思っている、

死のう、と考えたときも潔かった。

 

映画の中で盲目の男性がその男子高校生のあり方について語っていました。

中には腐った奴もいる、と、

周りの言うことなどに翻弄されて意見を変える奴がいる、と

でもこの男子高校生は自分の欲しいものを蹴ってまで、常に一貫した答えを出した。

これがリーダーシップに欠かせないもので、これが「整合性」というものだ、と言った。

 

今この世界の中でそうやって強く言える人って何人いるんだろうって思ったし、

この映画を見ていて、自分にとって大切なものってなんだろう、と思った。

 

私は自分が大切だと思っているものを守ることができているのかな、

自分が人から嫌な目で見られてもいいから、

自分の道を進むことができているかな、と。

 

自分の道を進むことのどこが大事なのかって聞かれたら分からないけど、

うーん、自分らしく生きれることが幸せにつながるとかそういう感じなのかな。

 

大学生のときの私だったらできていたけど、

社会人になって人と協調して生きていくことの大切さを知って、

協調できないと、周りにどう思われるのか、どういうことをされるのかを知って、

少し捉え方が変わったかな。

 

ひどい扱いを受けたとき、私はどうやって自分を守るのか知らない。

どうやってそれでも周りに優しくできるのか分からない。

 

....とりあえず、この映画を見て、かっこよさってなにから来るんだろうって思ったし、

私は皆と協調するために、自我を弱めることでなにを今得ているんだろうって思った。