私の先輩

前職でトラウマの原因となった先輩を

未だに頭から切り離すことができていない。

 

それは、それだけトラウマが大きかったってことだし、

起きたことを自分の中で未だに消化しきれていないってことでもあると思う。

 

なので、先輩に対して抱えている思いとかを今日は書くことで

頭の中がスッキリしたらなって思っています。

 

*****

 

まず、この先輩は、日本にある本社で働いているときに初めて会いました。

話を聞くと、

本当はもっと早い段階でシンガポールに行く予定だったけど、

ビザが降りなくて本社にずっと止まっていたとのこと。

 

そして私の入社が決まってから、急遽降りた。

シンガポールの事情を知っている方なら察していると思いますが、

シンガポール人や永久住民権を持つ人一人につき外国人を何人雇用してもいい、

という決まりがあります。

私は永久住民権を持っているので、

その影響で彼女はシンガポールに来ることができたのだと思います。

 

正直いうと、

感謝してほしい

 

という気持ちはひとまず置いて。

 

私が日本で研修しているときに

「私もシンガポールで働くよー」と嬉しそうに話してくれたのを覚えています。

 

研修先の新卒達は皆静かで冷たいし、

本社の人たちもいい人たちなんだけど

「察してよ」みたいな空気が強くて

居心地が悪かったのは覚えています。

 

そんな中で一人だけ明るく笑顔でいるのを見て、

私は癒されたのも覚えています。

 

でもよくよく考えるとこの時点でおかしいんですよね...。

あんな冷たい会社でなぜあんなに明るくいれるのだろうか。

ちょっとネジが飛んでいることに気づいているのか、

他の新卒の子達はその先輩に話しかけに行かなかった。

 

私はあんま気にせず話していましたが.....

まあ、シンガポールに来てからがすごかったですね。

 

私は人って心のどこかに優しさみたいなものがあると思っていたんです。

どれだけ人のことを妬んだりしていても、

本心では相手に優しくしたいとかいう気持ちが潜んでいるって。

 

でも私はそうではない人がいることを留学時から今までにかけて知りました。

 

お金のためなら相手の安否なんてどうでもいい人、

他の人が大事にしているものを雑に扱える人、

 

そして、先輩は

他の人を攻撃することになんとも思わない人 です。

 

これは私がそう勝手に感じているだけかもしれないし、

実際は私が悪かったのかもしれない。

 

でも心の底ではおかしいって思いながらも、

ずっと自分が悪かったって思っているから、

未だに先輩とのことを切り離せていないんだと思います。

 

だからまた以前と同様で、

私の感覚で書きたいこと書かせてもらいます。

 

からしたら彼女は、

ゲスいです。

 

助けてくれているようで助けてくれていないというか。

もうただ性格が合わないと思った方がいいのかわからない。

 

今でも覚えている、そしてなぜそんなことをしたのかわからなかったことが一件あります。

 

私は仕事をしていて、原価を他の支店に送ってしまったことがあります。

絶対にしてはいけないことだとわかっていたぶん、

送ってしまった自分にショックを受けました。

 

それを見た先輩が、

「やっちゃったねー....。」と言ったんです。

それに対して、「上司に伝えた方がいいですよね....」

といったら「私がなんとかする。」って言ったんですね。

 

あ、上司に言わないで、自分でどうにか問題を対処する、という意味かと思っていたのですが、

上司が席をついた後に

先輩が「あの....ユキが間違えて原価を送っちゃったみたいで笑笑」

とこっそりと話していました。

 

こっそりと言っても、

声は聞こえるし、

上司も驚いて大きな声で「え?!」と言っていた。

 

その時に申し訳ない、という気持ちと

私はどうすればいいのかわからないという混乱した気持ちだった。

 

というのも、あれだけ原価を送るな、と言ったのに

送っちゃったわけだから、

私は直接上司に謝るべきだと思っていた。

なのに先輩がコソコソと話していたことによって、

とても言いづらくなった。

話した後に、私にこれはこうしよう、という話をするわけでもなくて、

普通に戻ったし、

私は何をどうすればいいのかわからなかった。

先輩の「なんとかする」というのは私から上司に何もしなくていい、ということだと思ったし、

だから余計に心苦しかった。

 

そもそもなんで先輩から上司に話さなければいけないのかもわからなかった。

私がしたミスをなぜ先輩が上司に嬉しそうに2対1の構図になるみたいな感じで

話しているのかわからなかった。

 

もちろん深い意味はなくて、

ただ日本文化では私が直接上司に言うようなことではないから、

先輩が代わりに報告した、という見方もあるけど、

 

私は

「ユキがやばいやつだ」と言うのを上司と一緒に認識することで、

仲間意識を上げているように見えた。

あいつやばいですよね、でも一緒に頑張りましょう、みたいな。

 

やばいことに変わりはないけど、

謝るかどうかでもその人の見え方って変わってくるし、

なんて言うんだろう、

すごく窮地に立たされた気がした。

 

自分でもなぜそんなことを思うのかわからないけど、

直感的に「あ、今私を下げることによって、上司を自分の味方にしようとしているんだな」って感じた。

違うかもしれないから、はっきりと今まで言えずにいたけど、

もし違うなら、なぜ私を一緒に謝らせてくれなかったんだろう。

 

そして、上司はなぜ私を呼ばなかったのだろう。

なぜこんなことしちゃったの?って

次からはどうしたらいいと思う?ってなぜ話さないのだろう。

 

今思うと、

先輩は優しいんです。

どうすれば物事をうまく覚えられるかアドバイスもしてくれたし、

大丈夫だよってなんども言ってくれたし、

予定がある時に、残業している私を見て、キャンセルして手伝ってくれたこともあった。

 

でもなんかずれていると言うか.....。

助けられていて、ありがとう....!ってならないんですよね。

どちらかというとお節介.....。

 

頼んでいないのに、勝手にやって、

うざがられたらキレる、みたいな感じです。

 

多分私が不器用というか、

これどうしようか〜みたいな感じなので、

見ていて不安になるからつい口出しをする部分があるんだと思うんです。

 

でもなんていうんだろう....。

自分が大事されていないと嫌なんだなっていうのはすごい感じて....

 

すみません、まとまりませんね。

正直自分でも彼女の何がしっくりこないのかわからないんです。

 

悪い人ではないし、感情的になりやすいだけだと思えばそうなのですが、

なんかそれだけではない気がして、

裏がある気がするんです。

自分の欲を満たしたいけど、それを普通に満たすと、

引かれるから

「優しさ」でカモフラージュしているような感じです。

 

それを表に出さないから、

気づかない人は一生気づかないし、

それに気づいた人がいても、

周りは「これだけよくしてもらっているのに、君は何をいうんだね」

とむしろ批判されるような...。

 

攻撃してくる時だってあるし....

 

ちょっとわからなくなったので、また別の日にまとめます。