自分の不甲斐なさ

今日は日本から来た友人とその母と一緒にシンガポールを周りました。

 

二人とも明るくていい人たちで、

すごいいいなって思ったんです。

 

行きたい場所も決まっていることだし、

しっかりとその場所に連れて行こう!って思っていたわけです。

 

でもさ、

シンガポールに住んでいたっていうのに私何もわからないわけ。

いろんなこと聞かれるけど、

全部ネットで調べないとわからなくて、

すごい不甲斐なかった。

 

9ヶ月も旅行代理店で働いていてこれか。

 

観光地までの行き方も、もうなんども行ったことあるのに

GPSがないとたどり着けない。

 

観光地の値段も、ホテルの値段も

何度も仕事していた時に見ているのに

全然出てこなかった。

 

物価の話もわからなかった。

 

結局、嘘ではないけど曖昧な情報を渡してしまった。

盛ったかもしれない。

「これは〇〇?がやったかな?」とか

これってこうだよねって言われて、

本当はよくわからないけど、

「そうみたいですね!」って合わせてしまった。

 

なんかそんな自分が情けない。

私あの9ヶ月で何を学んだ?

学ぶことたくさんあったし、

覚えられることもたくさんあったのに

なんもわからなかった。

 

二人は優しくて、

何度も間違えた場所に連れて行きそうになる私に対して、

明るく接してくれた。

 

またそれも申し訳なかった。

 

自分でもなぜ皆が普通にこなせることができないのかわからない。

ましてや何がわからないのかもわからない。

直し方がわからないよ。

 

すごく恥ずかしかったし、

申し訳なかったし、

なんか二人が羨ましかった。

 

普通に親子として楽しくしているのも羨ましかったし、

多分私みたいな経験をしてこなかったんだろうなって思った。

 

皆は私に対して、いい大学卒業していて、3ヶ国語も話せてすごいっていうけど、

私はヒレのない魚みたいだと思うんです。

 

すごく珍しい魚だけどヒレがない。

中途半端な値段で、中途半端な人に好かれる魚。

 

そんな自分が嫌だけど、

もうなんかこういう人なんだって受け入れてもいいのかなって、

諦めたくなるんですよね。

 

もう疲れたんです。

でもそれで休むと、結局また疲れる。

自己嫌悪に陥る。

 

生きるの疲れた。

 

料理作れたってなあって思い始める。

学歴高くたってなあ。

 

私は変わらないしな。

 

なんでこんなにできないんだろう。

なんでただ質問に答えるだけなのに。

 

諦めたいな。