考えすぎを吹っ飛ばす

今日長年の友人に久しぶりに会いました。

 

私ともうひとりの友人と会うために来てくれたのが嬉しい。

 

まあ、そこでお酒を飲んで、

シーンとなった時に、

ふと相談したくなったんですよね。

 

「バイト先でさ、マレーシア人対少し変わっている日本人店長みたいになっているのね。私は日本の文化も知っているから、仕事上では関わりたくないって思っていても人としては店長のこと嫌いではないのよ。だからにこやかにできるだけ話したりしていたんだけど。マレーシア人からしたら、何言っているかわからないし、ボロクソ言っていた相手と仲良くしているし、裏切られたのかなって思われた気がした。だからそっちに行くなら、あなたのことも話し始めるよって感じなのかなって思って、自分はどうすればいいのかわからなかった」

 

って話しました。

それを聞いて、すぐに言われたのが

「ユキ、考えすぎ」

「すごく日本人的」

でした。

 

なんか考えすぎ、と言われてやっぱりと思ったけど、

日本人的、というのを聞いてやっぱり前職での研修が今でも影響しているのかなって思いました。

 

と言うのも

私自身高校に入ってからは、人間関係において

安心できる環境にいました。

自分を騙してくる人もいないし、

私のことが嫌いだからと表ではいい顔をして、

裏で陰口を言う人もいない。

 

嫌だな、と感じたら、

いい顔はせずにはっきりと言ってくる人の方が多いし、

むやみに傷つけてくる人もいない。

足を引っ張ろうとする人もいなかったわけです。

 

それぐらい、人としてしっかりした人たちに囲まれていたし、

私自身、そういう人とだけこれからも関わっていけばいいって思っていたんです。

 

それが今の会社に入って、

まあ、足の引っ張り合いとまではいかないけど、

競争意識がとても高い。

そして、そんな環境にいたからか、

私が純粋に起こした行動を、悪くみる人の方が周りにはいた

悪くみる、というか、

私が勝手にそう思っていただけなのか、わからない。

でもすごい引かれているなって感じることの方が多かったし、

そんな感覚日本人中学校に行ったっきりだったので、

その反応が気持ち悪かった。

距離感も今まで付き合って来た人たちと違うから、

すごい戸惑ったし、

顔を見て話しかけないって人もいたし、

なんかなんなんだこの環境って思ったのは覚えています。

 

ということがあったわけで。

それでシンガポールの職場に来たけど、

私に対する査定みたいなのするし、

暖かさとか感じないことがあったし、

悪い人たちではないことはわかっていても、

何も仕掛けていないのにチクチクしてくる感じがすごい苦手でした。

 

これは香港留学で違う人たちに会った時に感じたのですが、

私は結局そういう人たちとも話さなくてはいけない環境に行くのだ、と思ったし、

むしろそう言うふうに競争意識を持ったり、足を引っ張ったり、

裏で悪口言う人の方が多いんだなって言うのが私の印象でした。

 

持てないけど、私も持たなくてはいけないんだ。

協調するのが苦手で自分の意見を言うけど、

それも我慢して合わせなくてはいけないんだ。

と思うようになっていました。

 

それでアルバイト先でもどう立ち回ればいいんだろうってことを考えてしまったわけですね。

 

協調する、歯車の一つであることを考えて、

どうすれば周りと馴染めるかを考えなくてはいけないって思っていました。

 

「なんか疲れたんだよね。これを言ったら、ああなる。これはしてはいけない。こうしなければいけない、とかそう言うのを考えるのが疲れる。自由がない感じ」

と言ったら

「なに言ってるの。ユキはすごいFree spirit (自由な精神)持ち主だよ。前に(共通の友達)と話した時にも言ったよ。ユキはハワイにいる感じの人だよ」

 

まあ、確かに。

人より自由にはやっているかもしれない。

でも私からしたら考えることが多すぎて、自由でない感じがする。

その時に、もしかしたら自由な精神を持っていることが私の特徴というか、

いい点なのかなあ、なんてことも思ったり。

 

「ユキは自分らしくいなさい。人生一度っきりでしょ」

と長年の友人に言われて、ほっとしました。

 

正直ですよ、これが会社とかバイトとかそんなんじゃなかったらって考えたかった。

全然違うことをしていたと思う。

でもそれだときっと嫌われる。

嫌われることがいけないのではなくて、それで仕事がやりづらくなることが怖かった。

 

毎日嫌いな人と顔合わせたらストレスでしょ。

 

というかその友達と話していたら思い出しました。

私そういえばあの時は強かったなーって。

多分誰かが誰かの悪口を言っていたら、その場から離れて、

そもそもそのグループから距離を置いていたと思う。

 

利用してくるような人がいたら、

じゃあ私も言わせてもらうねって態度だったし、

 

一人でいることなんてなんのそのって感じで一人で食べていたと思う。

 

でもそれだとやりづらいんだよね。

仕事が。

その場から離れれば、なんで今離れたの?って騒ぎ始めるんじゃないか、

利用してくる人に対してそんなことしたら、ヒートアップするかもしれない。

一人で食べていたら、周りも私に話しかけなくなるし、

仕事もやりづらくなるんじゃないか。

 

日本人店長のことがあまり仕事上好きではないけど、

やっぱりこのまま仕事しづらいから、

もっと仲良くなりたいって思ったのに、

それを見て、周りは私に二面性があるとか思うんかな、とか

あいつは私たちの仲間ではない、とか思われるんかな、とか思ったわけです。

 

でも昔の私だったらね。

友人も言っていましたが、

「日本人的な考えだね。というかそんな仲間ではないから、とかそんなことであなたをジャッジするような人と付き合うのは良くない。ちゃんとあなたのことを見れていないってことだよ。子供だね。逆にあなたが言った愚痴で周りがその人をさけ始めたのなら、それはその人に問題があるよ。意見を聞いて、それで判断しているのはその人自身なのだから。」

 

私も同じように考えていたのに、いつからこんな弱々しくなったのだろう...笑

というかそう分かっていながらも、全員に「あいつはおかしい」って思われて、

さけられることが不安だったのかもしれない。

 

というのも、なんだろう。

その日本人店長は嫌われていて、

あまり悪口を言うのは良くないって感じでありつつも、

多分言っているんですよね。

 

多分裏であの人ちょっと....みたいな話になっていたわけです。

まだ一緒に働いていない時も、

私が裏で作業していて、日本人店長に話しかけられた後は、

いつも私の面倒を見ている先輩シェフが来て、

「なんて言われた?」ってくるんですよね。

 

たいしたことも言われていないのに、

そう言うから、

なんか周囲であいつはおかしいって話になっているんだなって思った。

 

それでもいい人だってことはわかっているから、

優しくみんなは接していた、と言うか。

 

それから、まあ、私が一緒に働くことになりまして、

なんじゃそりゃ!!!って私がキレたことが起きたんですよね。

そこから、私もムカついたからそれを先輩シェフと頼れるシェフの二人に愚痴ったわけです。

愚痴と言っても、あの人とは働けない!みたいな感じ。

こと細かくは説明しなかった。

 

そしたら頼れるシェフの人がわかる!って言ってくれて、ちょっと仲良くなったんですよね。

そこからその頼れるシェフが、まあ、直接嫌味を言うようになったわけです。

「これなに?」って日本人店長が聞いたら、

「わからないー、自分で食べて見たらわかるんじゃない?笑」とか

 

ドロドロした嫌味ではないけど、

やっぱりそう言うのってあまりよく思えない。

それが、こう温かみのあるものならいいけど、

「ざまあ」って感じだったらまた違うと思うんだよね。

 

それで「ざまあ」って感じだったし、それを日本人店長も気づいて、

気づいたからかわからないけど、

私にすごいきつく当たるようになって、悪化というか。

 

その頃ホールの方も、ホールで愚痴を言うんですよね。

悪口を言う子もいたし。

 

新しく開店して数ヶ月経ったって言うこともあるけど、

そのドロドロした感じが苦手だった。

 

なんかやっぱり悪口言っていたのに、

その子の前では普通に話しているのとかを見ると、

うーん、なんか怖いなあって思うし、

 

なんだかわからないけど、避けられているなあ、

なんか嫌なこと話されたんかなあって感じる日もあったし、

 

誰も信じられない。

 

でも優しくされると、

私がオープンでないだけで、

もう少し信じた方がいいのかな、とか悩んでしまう。

 

だからなんだろうね。

私がそう言う空気にさせたのか、

もともとそうだったのかわからないけど、

父はこれが当たり前だと言うわけです。

小さなコミュニティの中にいるんだから、

人間関係ドロドロして当たり前だと。

 

それで私自身も学校卒業してからドロドロした人間関係を多く見るし、

そう言うものだからって私も諦めて、一緒になって愚痴を言った方がいいのかな、

なんか私もあっち側、こっち側に不本意だけど立って、

自分の場所を見つけた方がいいのかな、とか。

 

全然私らしくないね。

 

皆私のことを自由だとか、行動したいようにしているとか言うけど、

意外にそうでもないね。