好きなことをするにはずっと本気でなければいけない?

これは私がよく自分に対して思うことです。

 

よく言われるんです。

「フードライターになることは簡単じゃない」

「専門的なことになるから、好きでないとやっていけない」

「普段からカメラ撮ったりしてる?料理してる?それができてないなら、

そこまで本気じゃないってことじゃないのかな」

 

最初は確かにって思って聴いていたんですよ。

でも今の仕事をすればするほど、何か違うっていう思いが膨らみました。

 

今の仕事だって好きな方だし、多分皆も今の仕事が大好きでこの仕事以外ありえない、

なんて思ってないと思う。

でもそれぐらいの気持ちでやっていい仕事なんだと思う。

でもその、それぐらいの気持ちでやっていいっていう気持ちがなんだか気持ち悪くて。

 

せっかく100%だせるのに、なぜ私はここで20%の力で仕事をしているのだろう。

 

本命のお仕事じゃないから20%でもいい?

いや、そんなことはない。

仕事は仕事だし、だから働いている人は本気で向き合っているのだと思う。

もちろんこれは仕事だから適当に力は抜いているとは思うけど。

 

とりあえずじゃあ私が100%出せるにはどうすればいいんだろうって悩みました。

 

というか皆いうじゃないですか。好きなことをやっている人はきっと小さい頃から鍛えられていて、それでそういう世界に行くことがもう決まっているような人たちだって。

 

だから、そうならないってことは向いていない、みたいな。

 

でも23歳からプロダンサーになった人だっているし、

40歳になってから有名な画家になる人だっているし。

 

だから今料理をしていないこと=そこまで料理が好きじゃないってことではないと思う。

どちらかというと、あまり時間を費やしたことがなかったから自分の興味もどれぐらいあるのかわからないんだと思う。

 

でもそれを置いたとしても、

別に中途半端に好きでも、この仕事していいのではないかって思う部分もある。

食べるのは好きだし、レストランの食べ歩きだって好きだし、

カメラとか料理はそこまでだけど、

でも食が好きで、

だから皆がこれが仕事だからって割り切って働くみたいに、

 

私も食に関してそうやって働くことできるんじゃないかなっていうのも思ったりする。

まあ、それだと私以上に自分の仕事が好きな人に置いてかれるから、

好きでないとやっていけないんだと思うけど。

 

でも私が言いたいのは、

逆に仕事が好きでない人が、それでお金稼げたら、

好きでなくてもやっていいってことよね。

 

だから私が皆が適当に仕事するみたいに、

適当に楽しく食&メディアで働いて、

それでお金もらえていたら、

それでいいんじゃないかって思うときもある。

 

決していい考えではないけど、

でも食べ物好きだし、

この業界で働いてから、

むしろ食べ物でないと、私は働けないんじゃないかって気持ちになっている。

 

ちょっと回りくどくて、伝わるかわからないけど、

うーん、

 

「中途半端に好きでも専門職についていいよね?」ってことです。