好きなことを仕事にすること
昔は、好きなことを純粋に楽しめることが大事だと思っていて、
今でも思っているけど、そういうものかと思っていた。
だからインターンで
「日本とシンガポールの架け橋になりたい。そしてそうしながら好きなことをしたい」って言った時に、
映画好きだからやることにしたって言ったのに、監督とか映画祭を主宰する人の作品をクリックで飛ばし飛ばしで見ていないのに「あなたたちの映画いいですね」って言うその人が嫌いになった。
好きなのになんであんな見方をするの。
その人たちのパッションというか色んな気持ちが入っているし、
それだけの時間を費やして作っただろう作品をなんでそんなふうに見るの。
そんなの本当に好きとは言わない。
それは今でも思うけど、
そう言ったのを見て、好きなことを仕事にするなら
心から楽しくて、お金とか時間とか気にせずやれるような仕事がしたいって思っていた。
それがね、今では色々と思うよ。
転職したくても踏み切れなかったのは、自分でもまだスキル不足だってわかっているからだと思う。
スキル不足なのに、フードライティングとしてやっていくにはどうする?
お金を稼いで、そのお金と時間をスキルアップにつなげる。
結局私は好きなことをするのに働かなくてはいけない。
でも私はこのお仕事をして、気づいたけど、
好きなことでないと多分私やっていけない。
だから私は、ただ楽しく書くのではなく、
どうすれば私は書くことで稼げるのかを考えなくてはいけない。
食べ物の写真を加工するのは嘘っぽくて嫌だったし、
インスタでタグ付けをして、ビジネスみたいにフォロワーを増やすのも嫌だった。
でも結局私はやっている。
嫌だけどやっている。
でもそれでお金を稼げるならっていう気持ちも出てきたし、
加工することで面白いものができるなら、とも思えてきた。
だから、なんていうんだろう。
大人になってしまったのかなあ、私は。
なんか純粋に楽しむっていうことができなくなってきているのかもしれないし、
そういうビジネスの中で純粋に楽しめる部分があるのかもしれない。
なんか話がよくわかんなくなってしまったのですが、
まとめると私は皆の「好きなことで稼ぐ」ということに
抵抗をあまり持たなくなったというか、
わかり始めたのかなって思います。