ずれる羨ましい

自分のやりたいことを考えるときがあります。

 

時折、周りの声を聞きすぎたり、

社会の厳しさを目の当たりにして、

無意識に「自分のやりたかったこと」から

「自分のやった方がいいこと」にずれていっている気がする。

 

当然、自分のやりたいことではないのに、思い込もうとしているから

イライラしてくるわけだ。

 

最近元同期と会いました。

相変わらず元気で明るくて、

あんな冷たい環境にいたのに、

すごくハッピーだなあって感心しました。

 

彼女はいたって平凡な日本人だと思います。

多少はっきりはいうけど、

飛び抜けて個性的という感じでもない。

 

私がまずなりたくないって思う感じの働き方だと思う。

 

一緒にいる間、

彼女の母がブランド物に弱いということで、

高級ブランドがたくさん入っているショッピングモールに行きました。

Tiffany&Coに入って、ネックレスを見て、

これなら日本で買った方が安いわね、なんてやって、

 

時計を見て、え、これ約100万円?!ひゃー!ってやって、

すごい可愛らしかったんです。

 

同時にですが、自分が惨めな思いになりました。

そもそも見向きもしない。

お店に入ろうと思わない。

 

高いホテルに2泊して、

のんびりするっていうのを聞いて、

羨ましかった。

 

ただお金があるから羨ましいのではなく、

仕事をしながら、高いホテルに泊まって楽しい気分でいられる余裕が羨ましかった。

 

多分私が彼女の立場だったら、

高いホテルに泊まるってことが息抜きではなくてストレス発散になっていたんだと思うのです。

すごい頑張ってるんだから、これぐらいの贅沢はいいでしょ!

こんなところに泊まれるだけの財力を代わりに私は手に入れたのよ!ってことを

心のどこかでアピールしたくなると思う。

 

だから彼女を見ていて羨ましかった。

 

私もこんな風に生活したかったんだなって。

ただ皆と違って普通には働けないだけなんだなって

思いました。