日本人でなければいけないのか、シンガポールのことを知っていなければいけないのか

父に話したら、

私が考えすぎているだけであって、

周りに何を言われても、

自分はこうだっていうのがあれば、

そんな悩まないと言われました。

 

でもそんなことないと思うのよ、私。

 

父が言っていることはあっているけど、

考えすぎてしまうのは決して私が考えすぎる人だからってだけではないと思う。

 

私が香港へ留学行った時のこと。

もし前も話していたらごめん。

 

でも、自分の中には留学生だから、外国人だから、留学生だからっていう区切りなく、

自分が仲良くなりたいって思った人とは仲良くなろうとしていた。

 

だから香港に留学へ行って数日経ったぐらいの時に、

香港人と留学生が一緒にご飯を食べる会みたいなのがあったんですよ。

そこで迷わず前話した香港人のところに一人で行ったんです。

 

そしたらびっくりされました。

え、なんでこの子は一人で私たちのテーブルに?

それでへえ〜...って興味なさそうな感じで話される。

 

「この子口臭いんだけど笑笑」

仲良くなりたいって思っていた子がもう一人の子とそういって笑う

ショックだった。

多分私が広東語を若干聞き取れることを知らなくて言ったんだとおもう。

疲れると口が臭くなってしまうので、

その時もまだ来たばかりで疲れていたからだとおもう。

すっごい恥ずかしかったし、何より自分が仲良くなりたいって思っていた子が

全然私とは話さず、そんなことを広東語わからないからって

私の悪いところで盛り上がっているのがショックだった。

 

「まさか聞こえてないよね....?」

って私がショック受けていそうな感じを見ておもう。

 

その後覚えてない。

わかるよって答えたか、知らないふりをしたか。

 

それだけなら良かったんだ。

 

でも、また別の香港人と留学生でご飯食べる会に行った時に、

「これ何?」ってフルーツサラダって書かれていた

マヨネーズを和えたフルーツを見て言ったんです。

 

そしたら留学生の子と香港人の子に「え...フルーツサラダ...書かれているの見なかった?」って言われました。

いや、見たけど、こんなの見たことないし、そういう意味でこれなに?って聞いたのに、

なんで少し責められるみたいな言い方されているんだろう。

結局圧に負けて「ああ、そうなんだ!へー知らなかった」って言ってしまいましたよ笑

私の勘違いかもしれないけど、でもそれは私が何人だからとかっていうよりは、

私がおかしいみたいな、感じで聞かれました。

 

他にも色々あるんですけど、

でも...あれですね、国籍が関係あるとかっていうよりは

「きっとこの子はこういう子だろう」って思われて、

話されているのに嫌気がさした。

それで自分の思っている「こういう子」ではないと変わっている、と思われるというか。

実際変わっていることは変わっているけど、

でも文化的な部分もあったとおもう。

 

なんで皆の「こういう子」でなければいいんだろう。

父の言う通り、私がこうだって思った通りに思っていればいいけど、

でももし私が日本人らしく振舞うなら、

きっと一人でその子のテーブルに行くことはなく、

絶対仲間を見つけて、その子と一緒にテーブル行っていたとおもう。

 

サラダのことだって、もし二人に「日本ではフルーツとマヨネーズを合わせる概念がない」って知っていたら、きっとあんな風に言うこともなかったのかな、と。

 

なんか皆の「こういう子」だって言うのと自分はあまりに違うから、

ある程度合わせなきゃ、みたいな気持ちになる。

誰もわかってくれないから、

なおさら。

 

そんな気持ちになります。