多国籍への日本の向き合い方
今7割が外国人の公立小学校を特集したビデオをユーチューブで見てた。
すごい素晴らしいなって思って。
違う国なのに、だからといって差別はなく、
一人一人その人として向き合って話している小学生を見て、
私もこんな環境で生まれ育ちたかったと思った。
日本ってすごい独特な文化を持っていると思う。
外国人と一緒にいて、自国では絶対にしない、言わないことをしたとしたら
少なくともシンガポール人は、
「この国だとこういうことするのかなー」ぐらいに受け止められるけど
大抵の日本人は「え?!今の何??」ってパニックになって、
「今起きたことは国が違うから起きた。あの人日本人だったらやばい人」
って自分の文化を基準に物事を見ている気がする。
その考え方は「皆違って皆いい」だけど、
これから多国籍になった時どうするんだろうって思う。
そのユーチューブのコメント見てると
「こんなことしてるから、将来ヨーロッパみたいに多国籍の人増やして、内で人種差別が起こるんだよ」
みたいなことがよく書かれていた。
まあ、確かにそう言われたら日本人だけの方が問題は起きない。
ただもうそういうステージにいないってことに気づいていないのに少し驚いた。
日本の技術はすごいし、全てをマニュアル化して効率的に且つ相手を気遣う心を忘れないようにするサービスもすごい。
でもそこに甘えすぎている部分もあると思う。
日本の技術はすごいから、大丈夫。
日本のサービスは世界に引けを取らないんだって。
でも中国は似たものを似たクオリティで安く売る技術を持っている。
マニュアル化して効率化を測るのも、
それがペーパーワークだったら結局は遅いよね。
前に話したか覚えていませんが、
コンビニで働いている時によく道を聞かれます。
すると、店員は後ろにある大きなマップを取り出して、
小学校で学んだみたいに経度、緯度が交わる部分を確認して道を伝えます。
その動作を素早く正確にできるスキルはすごいと思うし、
私には同じことできません。
でももしそこに携帯があったら
(本当はダメだけど、私は持ち込んだ)、
あまりわからない場所も一発で出るのです。
店長がわからなくてあたふたする中、
携帯を出して道案内する私を見て唖然としていたのは覚えています。
だから、なんだろう。
日本は技術がそこにあることに満足して、
それをフルに活用する方法を考えていないと感じる時がある。
少し話それた。
だから多国籍へ向き合うのを
ユーチューブのコメントでは、
「向き合うと問題が起きることわかっているのかね」みたいに言っているけど
もう是が非でも向き合わなければいけない時代なんだと思っています。
日本人が外国人を差別したり、いじめることが問題だと感じているから、
外国人入れない、じゃなくて、
どうすれば人種差別が起きないのかってことを考える必要があります。
ある意味日本は文化の鎖国をとくタイミングだと勝手に思っています。
危機意識大事よ。
やっぱりシンガポールで日本人として生まれ育って、
日本で生まれ育った日本人に
異国人かのように扱われたこともあったし、
働いていた会社でも「日本人は〜するよ」「日本では〜だから」って
まるであなたは日本人ではないって言われているようだったし。
もっと私のことを理解してくれていたら、
もしくはシンガポールのように「こういう考え方の人もいるんだ」って
軽く考えてくれていたら、
私も自分は何人なんだって自問自答することが少なかったかなって思う部分があります。
だからこれから多国籍にぶつかる子達が私ほど悩まなくていい環境であったらいいなって思います。