嬉しかったこと
ずっと会社や研修での愚痴だったり、なぜなんだ!ってところばかりを載せていたと思うんですけど、そんな中でも嬉しいことがチラホラありました。
あまり褒められたことがなかったのですが、
自分でも気づかなかったことを、自分の短所だと思っていた部分を褒めてくれることが嬉しかったです。
もしかしてそれは会社全体というよりは、個々の良さかもしれないのですが聞いて欲しいです。
例えば、
「これと同じような書類を作ってくれ」と説明を受けてから言われました。
私はよく考えながら作ると人よりすごい時間がかかるんです。
だからつい焦って、はしょってしまいます。
こんなところ見ないだろう、と。
それで提出するときに、隣の社員とチェックしてくれる方が「すごい、しっかり〜を書いてくれている」と私の綿密さを褒めてくれました。
今までだったら、なんでこんなに時間かかっているんだ、時間かかっているのにこれぐらいしかできていないのか、と言われることが多かったです。
もしくは、そこまで求めてない、と言われることもありました。
こんなの当たり前なのに、ここの社員さんは効率性が悪いのかな。
なんて、その時は思いました。
そして、もちろんはしょってしまったところに関しては、丁寧にアドバイスをいただいて反省...笑
その後も似たような業務でパソコンを使っていたのですが、
ずーっとパソコンカタカタしていたんです。
隣の社員の方、優しい人なんですけど、結構話していて、
仕事なんだから話してないで、手動かそうよ〜って思いながら、
私は話しかけられたくなくて、隙をわざと見せないようにしてました。
そんな私を見て彼女は「すごい集中力だね」と褒めてくれました。
ハッとして。
話しかけられたくない理由が、集中力が切れるからだったんですけど、
途中から、周りの声は聞こえるのですが、頭に入ってこなくなっていました。
自分では、悩んでいたんです。
人より一つのことに集中できる分、一気にいろんなことできないです。
一人でコツコツするお仕事なら良かったけど、
職場なら話しかけられて、応えないと感じ悪いし、集中力もキレやすい。
集中しても疲れるだけで、成果は出ない。
それなら、集中しなくても課題ができるようになろうと思っていたのです。
だから「集中力すごいね」って言われて、
なんで自分の長所を潰そうとしてしまったのだろう、と初めて思いました。
あれだけ苦手なところは置いといて、今は自分の長所を磨いていこうって思っていたのに。
今日もですね、私の書いた感想文を見て「他の新入社員と違った、外国人目線で頼もしい」と言ったことを本社の部長が言ってくれたのです。
元々は文にまとまりがなくて見づらかったけど、
時間を取るのもなあ、どうせ見ないだろうし、と思ってそのまま提出しました。
そしたら社長さんにその場で読まれて笑
「意味はわかるのよ。でも全部読んでからじゃわからない」と細かに直してから、やり直し、と。
特に何時までに終わらせてくれ、とも言われず。
以前インターンした時は、何時までとは言わないけど、しきりに「今どこまでやっている?」「あ、まだそこなの?」と確認をされて落ち着かなかったのです。
でもこの会社では、特にそういうこともなく、ただ「〜時に会わせたい人がいるから、そのときに一旦やめてね」とだけ。
だから思うように書くことができたのです。
もちろん時間が気になって、ベストは尽くせなかったのですが!
その上で褒められて、なんだか、効率性はなくとも良かったなあ、と。
私は結果を出さなければ意味がない。時間を費やすのは労力の無駄だと思っていました。
だからお願いされたことで「きっと皆だったらこれぐらい早くできる」「こんなのもっと効率的にやれる方法があるのに」と分かっていると、どうしてもそこにたどり着こうとするし、イライラもしてきます。
自分は人と違って、何事もゆっくりだったこと知っているのに、たどり着くためにいつもズル賢く手を抜いてしまうのです。
だから、そういう意味で、結果ではなく、今私がどうしているのか、ということを見てくれたときになんだか嬉しかったです。
成果を出すことは大事だし、日本のように「(成果が出なくても)一生懸命さが伝わればいい」とは思っていません。
でも、成果を出すことに目を向けすぎて、見落としていた自分のいい点をすくってもらえたのです。
成果を出すことは皆にできても、自分のいい点は自分にしかないかもしれません(もしくは限られた人だけ)。そういう意味では、その部分を伸ばすことが後に武器になるかもしれないのです。
普通の会社だったら、ある程度の成果を出したらあなたの長所も見てあげる、というスタンスだと思うのですが、
ここでは、まず長所を見つけ出して、伸びることで成果を出すのを待っている部分もあるように感じました。
そう思うと成果以外の部分を評価することも悪くないですね。