Hobby > Money

こう考えるのにも色々経緯がありまして...

 

インターンしていた時に

 

「好きなことをやれ。そうすればお金は回ってくる」

 

と言われたことがあるのです。

 

私も仕事は好きなことをすればお金を稼ぐのが苦でないし、

 

どんどん自分自身の経験値を上げていけるから、

 

ナイスアイディア!って思ってた。

 

でもインターンでやっていくにつれて、すごい違和感がでてきて....

 

例えば、

 

インターン先のボスは映画祭が好きで自分も始めてみたって言ってた。

 

素敵!なんてしばらく思ってたけど、

 

私が字幕を英→日翻訳をすることになったときのこと。

 

英語の映画タイトルを日本語に変えろ、と

 

でもその映画は私のボスのものでもないし、

 

映画製作側からしてもタイトル一つにいろんな思いが込められてる。

 

そんな映画に私がタイトルを決めろ、だなんて恐れ多いというか失礼。

 

でも渡された仕事なので、申し訳ないながらもタイプした。

 

作中でもどう訳せばいいかわからない部分が多くて、ボスに聞くと

 

「決めていいよ。俺見てないからわかんない。」

 

って ええええ!!

 

映画祭好きなのに、

 

あれだけメールで「素敵な映画をありがとう」みたいなこと言ってたのに!

 

ちょっ、今見たの、今から打ち合わせする監督さんの映画ですか?

 

チャチャっと見ましたね、今?

 

それで映画見ました、いいですねって今言いましたね?

 

ええええええ

 

その人の前で言ったりするのを見て、私は愕然と思った。

 

うそやん

 

趣味じゃないやん

 

そのくせ上映場所はこだわるんですよ...

 

しかもお金ないっていうから、

 

アットホームなとこがいいって例を見せるから探したのに、

 

あなたが選んだのは

 

真っ白なアーティスティックな部屋と広くてシックなホール。

 

......。

 

うおおおい!

 

上映した時の雰囲気が好きなんかな...

 

そしたら英語でなくても落語とかでもいいと思うんだけど、

 

映画が一番身近だし、ビジネス的に好きだって言わなきゃいけないのかな...

 

はあ、思い描いてたのと違う。

 

という感じで、ビジネスの「趣味」っていうのはあくまで続けられそうな、

 

なんらかの形で別のビジネスにつながるもののことを言う人がいるんだな、と初めて知った。

 

しかもそれを父に伝えたら「そんなもんだよ」と。

 

あれ、私の考えがずれてる?と初めて思った

 

もちろんお金って不可欠だけど、

 

好きなものは好きなものであってほしい

 

前に言った「友達」の話と似ていて、

 

映画見るの楽しんだり、

 

監督の話を聞いてこんなこと思いながら作ったんだって想像を膨らませてたり、と時間を楽しめるのに

 

ビジネスになった途端

 

どうすれば映画をもっと提供してもらえるかなとか

 

どれぐらいお金かかるかな、とか

 

楽しさがお金とか競争に変わるのって悲しい

 

スティーブジョブスも言ってたよ

 

死ぬ間際の病室で思い浮かべたのは地位とか財力でもなく、

 

今までの楽しい思い出で、

 

その時に、お金を稼ぐこと以上に大事なものがあった

 

もっと家族とかの時間を大切にすればよかったって後悔しているって。

 

お金ってあればあるほど裕福になる

 

 でも慣れてきて、ありがたみがわからないっていうのと似てて、

 

高級なものばかり食べてると

 

4,50代で食べ物に感動することがなくなりそう

 

大学生で高級ビュッフェ行きまくったら、

 

おばちゃんになったときにランチ感覚でキャビアを食べるようになるんだよ。

 

....楽しみなくなるべ。

 

単純ってか 笑

 

でもそれなら吉野家で友達と楽しくお話しして、

 

年に一度ご褒美で高級焼肉店に行って、

 

おばちゃんになったら毎月高級なんちゃらに行って幸せって思えるほうがいい。

 

お金はあればあるほどいいのは確かだし、

 

趣味でお金を作るのはいいと思う。

 

私も金持ちになりたいし

 

うへっへー

 

 

ただお金を作るための趣味でなくて、

 

お金が作れる趣味である方が

 

人生楽しいんでないかなあって思う

 

から ああ、私はビジネス向いてないんだなって

 

思ったのよ