うつ病の原因

****

重いトピックなので、苦手な人は飛ばしてください

****

 

先ほどレシピ開発に関するお仕事を紹介されました。

 

キッチンで働く必要があり、それに対して私はうつ病だから働けないと伝えました。

 

うつ病ってなにが原因かわかる?多くの人は原因がわかっていて、それを治してうつ病を改善していたよ」

フリーランスシンガポール移住し続けるのは今の状態だと難しいんじゃないか」

「レシピ開発をアルバイトという形でできるの?やっぱり正社員として求めるところが多いんじゃないかな」

「会社はやっぱり自分の持っている知識とかを共有して、それで一緒に頑張っていきたいと思っているから、すぐ辞められる人には。ねえ」

 

話を聞いてくれるリクルーターはもう10何年もシンガポールで暮らしており、

全然嫌味とかではなく、私のことも気にしつつ言っているんだなっていうことはわかりました。

 

けど私はそれでも自分の思っている気持ちを抑えるのでいっぱいでした。

 

そんなの自分が一番わかっている。

うつ病が治れば正社員かどうかを気にせず、好きなお仕事を始められる。

けどそれができなくて苦しい。

フリーランスで限られてくる中私は必死に考えている。

そんな私を否定しないで。

 

という気持ちが、まあ強かったです。

うつ病のことを知らない人から見たらどう見えるかは、私もわかっているので、それは言いませんでした。

 

言わなかったし、相手の言いたいこともとてもわかる。

 

それで会話が終わって、私はふと思いました。

 

「もし本当に全てのうつ病に原因があるなら、私が今でもうつ病なのはなぜだろう」

 

私は留学と社会人生活でうつ病をこじらせたと思っていました。

 

だから私は自分の文化的な部分でどうありたいかを必死に考え、社会人からフリーランスへと切り替えました。

 

もう私は自分がどんな人間でありたいのかも分かってき、フリーランスにしてから収入も安定してきました。

人と話すこともなくなり、穏やかな生活を送っています。

 

それならなぜなのか。

 

私は両親しか思いつきませんでした。

 

ずっと分かっていたんですよね。

うつ病が始まった頃、当時は気づかなかったけど、喧嘩したその日から一向に体調が良くなることはありませんでした。

 

シンガポールで暮らしている間も、両親と話した、喧嘩した次の日は体が重く、情緒が不安定でした。

 

自分が実は一番分かっている。

 

けど私はどこかでうつ病を両親のせいにしたくなかった。

 

本当にそれだけでうつ病になるのか、という思いもあったし、

人のせいにして自分の問題から目を背けているようで嫌だった。

 

けど今日私ははっきりと自分で認めることができました。

今日電話してよかった。

 

私のうつ病の原因は親です。

 

仕事も留学もあったと思いますが、大元は親でした。

 

それにやっと気づいて認められたとき、

いろんな気持ちが込み上げました。

 

私はうつ病になってから親が私にしてきたことに対して責めることがたくさんありました。

私は深層心理でもしかしたら、うつ病になってしまったのは親のせいで、その責任をとってほしいと思っていたのかもしれません。

 

私が親と話すたびに、一緒にいるだけのときも、気持ちが萎縮して、怯えるような気持ちになることを申し訳ないと思っていました。

 

けどきっと会うだけで私はあの日のトラウマで受けたストレスを2人から感じていたのかもしれない。

 

私はレシピ開発をしたいなら日本へ行くしかないと思った。

 

けど心のどこかで親から逃げるなら、シンガポールを一旦出なくては行けないと思ったのかもしれない。

 

そう認めてから、私が悩まされていた歯軋りが急に緩みました。

 

本当に親が原因だったんだ。

それに気づかず、気付こうとせず、

私は自分の人生5年ほどを棒に振ったのか。

 

悔しい気持ちもあったけど、

それ以上に親が原因だということに虚しくも感じました。

 

自分のことを守るはずの存在が自分の一番の外敵になっている。

もし親との関係がいいもので、トラウマを早く癒すことができていたら、

今私はこのレシピ開発のお仕事でキッチンで働きながら、

自分がずっとしたかったことができたのかもしれない。

 

仕事もうまくいき、円満にお仕事できていたのかもしれない。

意地悪な人にこき使われることもなかったのかもしれない。

 

私の人生なんなんだ、という話です。

 

友人が私に「自分の貴重な20代がコロナによって奪われている」と言ってきたとき、

私はコロナ前もコロナ後もそれほど環境は変わっていないのでなんとも思っていませんでした。

 

けどそうじゃない。

私はきっとコロナ前から23歳頃からずっと奪われ続けてきていたのかもしれない。

親によって。

 

けどそれを親に言えないですし、今はただただどうしよう、という気持ちでいっぱいです。

 

けど気づけたのは今後のお仕事で大きな糧になると感じましtあ。