話が通じない

社会人の頃からよく話が通じませんでした。

 

大学生の時はそうでもなかったのに、

会う人と全く話が通じない。

私が何言っているかわからない、と言うのは大学生の時から言われていたから、

 

私の説明能力や理解力に問題があるのだと思っていました。

 

でもここ最近気づいたのは、

話を理解できる人とできない人がいると言うことです。

そして、スムーズに会話が進む人たちは大卒であることが多く、

できない人は高卒が多かったと言うこと。

 

会社では大卒がどれぐらいいたかわからないけど、

同じ年の子たちの中では私ともう一人ぐらいだけだった。

 

なんか、何を言っているのかは言葉としてはわかるんです。

でも想像ができないんですよね。

自分でも何がわかっていないのかわかっていない状態 笑

 

それを一方的に飲み込みが悪い、と言われて、

そうなんだあ、と思っていたわけです。

説明もクリアではない、と言われていたもので。

 

でも最近意外とそうでもないと感じたのです。

 

シェフが「これをああしてほしい」といったときに、

これってどれ?ああしてってどうやって?となるわけです。

 

例えば'pigeon box'(連絡箱)に紙を入れてほしい、と頼まれた時のことです。

 

Pigeon boxとだけ言っていたので、きっとこれがpigeon boxという風に書かれているのかな、と思っていたのですが、

何もラベルがない、縦に置かれたプラスチック製の透明なフォルダ状のものが二つありました。

 

え、これかな。

 

間違えて入れるのも怖いし、

その辺のおばちゃんに聞きたいけど、

少し歩くし、そもそも現場で働くおばちゃんたちに私のいうことを理解してもらえるかな。

(以前英語で何か言った時に、理解してもらえなかったから。何この紙?Pigeon boxってなに?から始まりそう。時間かかる)

それでたまたま通りかかったおっちゃんに話しかけられたので、話すと、

まあ、なんかデタラメを言われまして。笑

受け付けられない、みたいな。

 

これはもう意味わからないし、シェフに聞こうって思って電話しました。

 

今思うと、もしこれがレストランだったらいちいちシェフに聞いていたら大変だということは思いました。

だから私がシェフに直接聞くという行為はあまりよろしくなかったと思います。

 

一方で、私なりに色々考えて出した答えであって、

決して思考力がなかった、理解力が足りなかったわけではない、ということは思ったのです。

 

’Pigeon boxっていったらこれでしょ。本当に鳩の巣とか想定していたの?'と

皮肉られましたが、

多分彼女はPigeon boxにもいろんな形があるということを知らないんだと思います。

 

普通に考えたら、濡れやすいところにあるわけだから、

ピタッとしたプラスチック製のフォルダで間違いないわけなんですが、

お部屋、電気消えていて無人だったしね...笑

さらにその隣のお部屋は光ついていたから、余計にこれでいいのかって不安になって再確認したわけです。

 

これは馬鹿にしているわけでもないし、

私の偏見ですが

 

IQ低い人は、「もしも」を考えることができないんじゃないか、と思いました。

もしかしたら鳩の巣みたいな箱かもしれない

木箱かもしれない

あのプラスチック製のものは、他のものを入れるためのフォルダかもしれない

という風に想像力を働かすことがなく、

これが「Pigeon box」だと言われたものをそのまま鵜呑みにするのかな、と。

言っちゃえば、世界が狭いんだと思います。

 

逆に私はそういうことを考えるわけです。

そして、多分自分で考えて行動できる人はここからシェフのいうpigeon boxはどんなのだろうか、ということを自分で考えて導き出せるんだと思います。

 

それが私は苦手だから

本当は「候補がありすぎてわからない」だけなのに

結果的に、「ゆきはPigeon boxさえも何かわからない」と思われるわけです。

 

それで馬鹿にされるというか、ね。笑

 

だから話が通じないんじゃないかなって思うんです。

多分同じ世界で生きてきた人同士だったら「犬」と言われたら同じ犬を想像できると思うんです。

 

IQが高ければ、違う犬を想像する、ということを想定して説明をしてくれるけど、

IQが低ければ、違う犬を想像する可能性があることを知らないから、「犬」で伝わると思うのです。

 

受け取り側も

IQが高ければ、どんな犬を想像しているのか考えるし、わからなかったら質問するのだと思います。

IQが低ければ、自分の思う犬を想像していない人に対して、「それは犬とは言えない」というのだと思います。

 

って考えると、もしかしたら私は想像力という面では力が高いけど、

情報を受け取った後に、それをどういう風に相手に聞けばいいのか、

どういう部分を見て、どういう犬を想像すればいいのか、という

処理が苦手なのかなって思いました。

もしくは処理ができるけど、どう行動に移せば周りに迷惑かけないのかがわからないとか。

 

 

後説明力もですが、

実は今のインターンシップ先で新人スタッフが入ってきたときに、

私のやっている仕事を教えてあげて、と言われたんですね。

自分で言うのもですが、結構綺麗に説明できたと思う。

 

包丁の使い方を要点を掴んで話すことができたし、

どういう形で切って欲しいのか、

なぜ切るのかって言うことを全てではないけど、

クリアに言えたと思う。

 

そのときに思ったのは、

あれ、私説明力あるじゃんってことです。

 

そう、説明力はあるし

相手が理解するのが得意なのか、

一回聞いただけでなんとなくわかってくれた。

 

だから私の話を普段理解してもらえない理由はいくつかあると思うんです。

1)私自身、ストンといくまで理解していないから説明があやふやになる

2)いろんなことを想定しているので、説明が長くなって分かりづらくなる

3)話し方が違うから分かりづらい

 

ぐらいでしょうか。

 

1)に関しては、正直わかっているけど、自信がないんだと思うんです。でもね、あれだけ周りにお前はできてない!って感じで言われたら自信なくしますよ...

 

3)は本当に話を聞いていても思うんです。

大学生の時から話していた人と、社会人になってから出会う人たちで説明の仕方がぜんぜん違う。

 

大学生の時の周りの人とか、私自身だったら、

歩きながらでも、これはこうだからこうなっているって説明するのですが、

社会人になってから出会う人は「これはこう」としか説明しないのです。

だから深みが出ないと言うか、

もうこれはこう言うものだから、こうだと思っておけって押し付けられているような気分になることがあります。

 

あとは言いたいことをはっきり言ってくれない、と言うのはIQ関係あるのでしょうかね?

高い人ほど言いたいことを傷つかないように言うことができて、

そうでない人ほど、言いたいことを隠すわりに裏でボロクソ言っているようなイメージがあります。

 

ごめんなさい、偏見がすぎますかね。

 

でもそういう風に私はここ数年で感じているのです。

 

これを読んでいる人がどう思うかわらかないし、

 

私の力不足であることに変わりはないのですが、

ずっと疑問に思っていた、

「そんなに周りが言うほど私って理解力などないのかな」

「ただ何か通じていないだけな気がするんだけどな」

と言う気持ちが少し解消されました。