最近の嬉しかったこと

近況報告しておりませんでした。

 

最近は調理学校へ通っています。

学校の一環で週の半分はインターンシップで他のところで働いている、といった感じです。

 

もう調理を始めて半年ぐらい経ちました。

いろんな悩みがありました。

 

このまま調理の道へ進んでいいのかな、とか、

キッチンでうまく動けなかったときは、

私多分この道も合っていないんだ、

好きだからどうにかなるってわけでもないんだ、と

一気に怖くなったのを覚えています。

 

その感覚は今でも常にあるし、

周りがヒソヒソすると、

私のスピードが遅いのかな、とか、

パートナーと一緒に調理するときも、

シェフの言ったことを聞き間違えているかな、

また「なんで普通じゃないの」とか

「なんでこんなところで間違えるの」

「おかしい」とか思われているんじゃないか、と

自分のことを責めてしまうことばかり思い浮かびます。

 

怒られることが多いからね。

父からもご飯食べていて「まあ、こんなもんじゃない」ってコメントや、

お皿使いすぎ、とかシンク周りが汚いとか、そういったコメントばかりで、

 

なんか自信なくしていたんだと思います。

 

私は調理が好きで、ご飯が好きで、

これからもそういった方面で仕事がしたいって思っているけど、

自分が思っている以上に実力ないのかな、とか、

私のこの「普通の人と違う」部分ってこれからも言われるんかな、とか。

 

すごいコンプレックスだったわけですよ。

実際にあの子はちょっと病気だって感じで、

少し避けられていた方が

からしたら共感できるところたくさんあって....。

すごい耐えてるのわかるんですよね、彼女が。

周りが好き勝手言っているのに対して、わからないふりをするんです。

傷つかないわけがないのに。

 

それを見て、自分と重ね合わせました。

皆に「もし私があの人みたいに少しずれていたらどうなるんだろうって思うと怖い」っていうと、

ユキはあの人と違うから大丈夫って。

 

なんでそう思うんだろう。

もし本当に私が同じだったら、

私どういう風に扱われるんだろう。

 

そんなことばかり怖くなってました。

 

そんな中、昨日と今日は挑戦してみたいと思い、

シェフにお願いして一人で二人分の調理をしてみました。

 

皆よりも3ヶ月ほど長く忙しいキッチンで働いているから、

早い自信はあった。

ただ他の人たちが一人でやっているのを見ると、

皆ギリギリ終わっていなくて、

シェフの説明を聞きながら何かをしていた。

 

いくら今回のお題が他のとくらべて簡単でも、

焦って、時間オーバーして、大惨事になったりするんじゃないかな、と思っていました。

 

それが

びっくりするぐらいうまくいった。

皆が終わる頃に私も終わった。

片付けもしっかりできていた。

 

焦ってしまうっていう部分は変えることができなかったけど、

焦っていた分スピードは早かった。

 

というか、

今まで調理をしたり、キッチンで働くとスッッッッゴイイライラしたんです。

そしてスピードがものスッッッゴイ遅かったんです。

でもそれはもしかしたら実は人より早いから、

皆に合わせる方法がわからなくて、

イライラしていたのかもしれない。

そしてどうすれば合わせられるのか、

どうすれば彼らのいう手順でやることができるのかを考えていたから

遅くなっていた気がする。

 

多分私はオンとオフをつけたいというか、

楽しむ時は楽しんで、

集中する時は邪魔されたくないんだということもわかった。

 

現に隣のチームの人に声かけられるとすっごいムカついた。

 

もしかしたら....って思っていたけど、

私はやはり誰かと一緒に働くよりも、

一人で働く方が実力が発揮されやすいらしい。

 

そしてその能力は自分が思っている以上のものでした。

それが嬉しかった。

協調がうまくできなくて、スピードも遅くて、

ボロクソ言われてすごい嫌だった。

 

でもそれは誰かと働くことが苦手だっただけで、

私の実力は人並みかそれ以上にあるんだってことを知れて嬉しかった。

 

周りが、「ユキはとてつもなく抜けている」って感じで見ていたのが、

この一件でちょっと変わった

気がする。

 

後、すごい嬉しかったのが、

今日作ったある一品を褒められました。

すごい些細なことですけど、

それを食べてシェフが唸ったのです。

さらには他の生徒にも食べてみて、と。

 

ひいきとかではなくて本当に美味しいって言ってくれた。

 

今までまずいことで定評のあった私の料理が美味しい....笑

私も自分で食べてみたけど、お店で出してもいいぐらいの味でした。

 

若干たまたまできちゃった、みたいなところはあるけど、

なにか特別なことをしようと思ったわけでもなく、

常に目を見張って、美味しく焼くには、とずっと考えていたわけでもない。

 

いつものように作っていてできた一品が美味しかった。

それって今までのこの半年間の努力が現れているみたいで、

なんか嬉しかった。

 

やっぱり料理ってその人の性格が現れるというか、

映し出されると思っています。

 

努力を重ねてできた料理と、

器用でできた料理の味は違うと思うし、

 

作ってやる!!って思いながら作った料理と

こんなもんかって作った料理もまた違う。

 

美味しい料理は、一生懸命でないとできないと思うんです。

それを意識せずに私はできていたので、

なんかちょっと

調理人っぽくなってきたのでは?

 

なんちゃって。

 

結局キッチンもオフィスワークもチームワークが大事だから、

今日のことは、「皆と私が思っている以上に自分はできる」ということを自信にして、

これからはどうすればチームワークでも実力を発揮できるか、

探っていこう。