前職で感じた冷たさ

今日はちょっとした暖かさに触れたことで、

私の昔の記憶が蘇りました。

 

学校でチームワークに関する講義をしている講師が

「あるキーワードを言っただけで泣いちゃった生徒の方がいたんですよ。それぐらい辛い思いがその言葉に入っていたのだと思います。」

 

というのを聞いて、

そんな言葉だけでなるんかなあ、どんな気持ちなんかなあって思っていました。

 

それがまさかね、今日自分に起きるとは笑

 

暖かさに触れた直後は頭が真っ白だったのですが、

そこから徐々に会社での出来事を思い出して来て、

安堵というか、

それに気づいた安心感からもう今までの辛かったっていう気持ちがこみ上げて来ました。

 

もう泣かないようにするのでいっぱい。

なんとか気持ちが持ってよかった。

 

それで、その時の気持ちを発散したいので、

この場を借りて書いていきたいです。

 

もうどれだけ私の職場がひどかったのか。

というか日本では普通なのかわかりませんが、

今の私から見て、あの職場は異常だったと思います。

そういう話を聞きたかったら、

もうどうぞスクロールしていただきたい。

 

まずですね、私の前の職場は

人を疑うところから始まります。

基本的に人を信じないし、

優しさの裏には何かあるって考えている人たちが集まっているように思います。

 

ただその場にいるだけではわかりませんが、

私は日本で行う研修も行っているので、

「なにこの人たち」で線引きができず、

「こういう考えを研修で学んだから、こんな性格ひん曲がっているんだ」って思うから、

余計に傷ついたことされても

「これが彼ら、彼女らのカルチャーだから....」って許したくなるのです。

それが良くなかった。うん。

 

でもとりあえず書いていきます。

 

多分衝撃的だったのは、

「熱で休んだらズル休みした」と思われたことです。

なんだろう。

そもそもそういう風に他人がしたことにいちいち興味を持たなかっただけ、

そういう考えに驚いた。

しかもその休んだ人が会社にまた顔だしたら、

その日は何していた?とかズル休み?とか聞いて来ます。

 

性格悪すぎないかい。

面と向かって効くんかい。

何してた?って聞いて、寝てましたって言ったら、

多分「ふーん」ってちょっと得意げな感じで言って、

去って、その後小さな女子会が裏で行われていたと思う。

なんかそういうのをいちいちしてくるから、

なんだろう、人を信じられなくなるよね。

 

他にも、私が仲良くなりたくて2番目に偉い上司に、

お菓子をあげたんですね。

その人のこと苦手だったけど、

苦手だからこそもっと相手のことを知りたいし、

距離を縮めたいと思うんですけど、

そんな私を見て、

別の先輩は「え、ご機嫌取り?笑」って言いました。

 

冗談なのかもしれないけど、

そんなわけない!!というかそういう発想さえもなかった私にとって、

その一言は衝撃でした。

びっくりというか。

そういう発想に行くんだって。

なんでそんな考えになるんだろうって。

 

後は会社での出来事!!

これは私の中では結構ショッキングでした。

私が仕事を辞めたくて、上司にその話をしたんですね。

「食に関して私はもっと勉強したいから、仕事を辞めたい」と。

そしたら上司が

「そんなの自分の仕事を終えて、視察がでらに俺についていきたいです!って言えば連れて行くよ」と言いました。

 

最初に言っておきたいのですが、

私はレストランに興味を持っているのです。

どんなロケーションにどんなレストランがあって、

どんな飾り付けで、どんなお客さんが来て、

どんなご飯を出すのかっていうことに興味を持っているわけです。

ご飯が食べられたらベストだけど、

もちろんそういうつもりではない。

 

だからそう言ってもらえて嬉しかったんですよね。

というのも、いつも私のことをレストランに誘ってくれないので、

あえて私を誘ってないのかと思ったし、

正直どこに行くとか知らずに、上司が行ってから知ることもあります。

 

なので、もうその日すぐに

「今日〇〇レストランに行かれますよね。ついていきたいです」

と言ってついて言ったわけです。

 

「ついていくのはいいけど、その代わりお仕事もしてもらうよ」と言われた。

もちろん。

 

と思っていたのですが、

私具体的に何をしなくてはいけないのかっていうことを知らなかったんですよね。

急に行くことになったから、把握もしっかりできていなかった。

 

私はただいつも使っているレストランを知りたいっていう一心だったんです。

 

それで実際に行くと、まあ、他の添乗員のように色々聞かれる。

新卒だっちゅうのっていう気持ちを抑えてとりあえず頑張った。

私知らなかったのですが、

お客さんって本当に自分はお客様だぞって思っているんだな、と

私はサービスする側になって思いました。はい。

当たり前だけど、なんかね、今までの人生で

「あれもってこい」「これはどこだよ」みたいに言われたことないんでね、

当たり前なのわかっているけど、めちゃめちゃイライラしました。

 

それは置いといて、

とりあえずレストランのことは全体的にしれたし、

お客さんもご飯を食べ始めて、

おしゃべりを始めた。

 

ガイドさんは、レストランの賄いを食べていて、

私は少し離れたところで座っていた。

 

そしたらですね。

あまり好きではない先輩が、

「あっちで皆で食べているからユキも食べる?」と来たんですね。

 

え、食べているの。

なんで私を呼んでくれなかったの。

と思いましたね。

 

確かに私はそれほど仕事していないけど、

今までの環境だったら

「今日は特別だぞ!」みたいなことを言われて、

一緒にご飯を食べていたと思う。

もしくは一品特別に奢ってくれていたと思う。

 

でもそういうことをしてくれずに私一人だけ遠くで座らせていたわけなんですね。

価値観の違いって言われたらそうだけど、

お金が欲しかったり、奢って欲しかったっていうよりは、

そういう風にお金を使ってくれるっていうことがうれしいんですよね。

 

だからそういうこともなく、遠くに座っていた私が来たところで、

先に座っていた上司は何もいうこともなく。

私は自分で椅子を引っ張って座ったわけです。

 

人嫌いなんなのか、わからないけど、

とりあえず何も話してくれない、というその状況がすごく嫌だった。

私から話しかけたけど、上司からはそれほど反応もなかった。

隣にいる嫌いな先輩は久しぶりに会えた後輩とおしゃべりしていた。

 

私もそのおしゃべりに参戦したけど、

結局波長が合わないと思われたのか、

途中から無視。

 

本当にもうこの時点でカオスだということが伝わってほしい。

実はもう一人添乗員がいるのですが、

その女性の方はずっと一人で黙々とご飯を食べている。

私の隣の先輩、後輩はおしゃべりを楽しんでいるけど、

私とその方は無視している。

私の隣にいる上司も周りの目なんて知らんって感じでご飯を食べている。

そしてそのご飯は、実はガイドさんと日本から来ている添乗員さんのぶんだけしかない。

つまり私と上司と先輩のぶんは用意されていない。

まじかよってこの時点で思いましたね。

 

それ知ってて、この上司はばくばくと食べているんかなって。

そしてガイドたちはそれを知っているけど、上司にそんなことは言えず、

遠慮しまくってそんな食べていなかった。

 

そんなに上のポジションにいることが偉いのかよって思いましたね。

でもそんな感じでカオスだし。

中国語だったから上司はわからないけど、

私ははっきりと自分の分がないことを知ったわけです。

 

上司に食べなよって言われたけど、

すでにテーブルの上にご飯はそれほど残っていない。

これを食べてって言われてもな。

 

隣にいる上司たちには話しても反応ない。

ガイドさんたちと話したかったけど、

ローカルVS日本人みたいな感じで分かれているから

なんか話しづらかった。

仕事上ずっと座っていなければいけないとわかっていながらも、

ずっと黙って皆が食べているのを見るのも辛い。

 

もう見兼ねて私は「すいません。メニューもらって、一品頼んでいいですか」と。

食べたかったわけではなくて、

もういてもたってもいられないぐらい、このシチュエーションが私には辛かったんですね。

 

親切心もクソもない。

誰かと仲良くしたいとか、相手がこうだから、とかそういう思いやりもない。

自分勝手に自分のしたいように、自分さえよければって感じで振舞う人たちに私は我慢ができなかったのです。

 

もうそれならご飯に集中したい、と思って言ったわけです。

その時に上司に言われた言葉が

「いや、ここでご飯を食べるぐらいなら、ね?高いし。帰っていいよ。」

 

は????ってなったのを覚えています。

本当に先に帰っていいのなら、

早い段階できっと言っていたはず。

 

それを私がご飯を食べるって言ってから言ったということは

「帰れ」っていう意思だと私は感じた。

 

ちょっとムカついた。

傷ついた。

これだけ私なりに頑張って合わせようとしたのに、

最後に私にいうことがそれか、と。

 

扱われ方がひどかったのに、

そこはなかったことにするのね、と。

 

でも私も帰りたいって思ったし、

ちょうどいいって思って、

帰りました。笑

 

そのあとのことなのですが、

他のレストランに視察で行きたいって言ったんですね。

そしたら「行ってもいいけど....ご飯は食べられないよ?」と。

 

性格悪すぎませんか。

私だけなのかな、そう感じるのは。

でも、それを聞いた時に、

私はご飯食べたさについて行ったのだと思われたのかってそこにショックを受けました。

 

確かにご飯を前にすると嬉しくて、ニマニマしながら食べるし、

意地汚くなるかもしれないけど、

今までご飯を食べるために仕事をしたことはない。

そういう姿勢で今まで何ヶ月もやっていたのに、

それが伝わっていないんだということにショック。

私のこと本当に興味ないんだなって。

というか人に興味ないんだなって感じ。

 

食べたくて行くって言っていないのに、

勝手にそういうことになっていることもショックだったし、

あ、これ、そういうふうに皆に伝わっているのかなって思うと、

なんか私ではない私を皆思い描いているんだなって怖かった。

 

そして私がどれだけああだ、こうだ言っても、

他の人の噂でできた私を信じるんだろうなって思うと、

なんかこの会社って本当に優しさとかそういうものがないんだなって。

 

心が冷たくなりました。

 

もちろん価値観が違うとか、

私が考えすぎた、とかそういうこともあると思います。

 

でも私がショックを受けたことは事実で、

そういう風にないことをあるかのように言われて、

裏でヒソヒソされたのは事実です。

 

なんで人を思いやることができないんだろう。

そういう風に考える私は偽善者なのかなって思ったけど、

 

自分が懐かしいって思う暖かさに触れる度に、

いや、そんなことないかもしれないって少し戻るのです。

 

そんな感じで9ヶ月働いて突っ走ったわけです。

 

ちょっと眠いので今日はこの辺で終了です。