気づいた
最近マッサージ師になるのもいいかもって思っていました。
でも一方であれだけカメラだのライティングだの、食だの言っていたのに、
急にこんなこと言うなんておかしいし、
もう周りに食に関する仕事がしたいって言っているし、
なんで今になってそんなことを思うんだろうって
自分を責めていた。
いっつもコロコロ変わって嫌になった。
今も調理学校に通うために支払いを済ませる前提で、訪れることも決まっていたのに。
調理学校行って、マッサージスクール行くのにすごいお金かかるし、
二つやればどちらかは使わなくなる可能性があるし、
お金をセーブするために、
どちらかを辞めたいって思った時に調理学校行くのをやめようって直感的に思いついた。
自分でも意味がわからなくて、
普段なら話さない母に自分の悩みを伝えた。
最初はただ淡々と話しているだけだったのに、
どんどん感情が込み上げてきました。
私:「私さ、ずっと食やりたいって言ったじゃない。本当なんだよ。フードライターだってやりたいし、調理もやりたいし、食にまつわることやりたいって思ってるんだけど、実際に前の会社で働いてみてさ、あんまり自分に向いてないんじゃないかって思った」
私:「なんかビジネスって結局色んな人と会うし、色んなことを考えて動かなきゃいけないし、フードライターとか調理はそうでもないかもしれないけど....でも調理でも、速いペースで動かなきゃいけないし、チームワークすごい大事だし。そういうこと考えたらできないって思った。」
私;「後、やっぱり食って言ったって色んなのがあるし、調理は作って人を喜ばすことができるけど、それ以外は正直わからない。前の会社で働いていて、普通に仲良く楽しく話せるのに、ビジネスが絡んでいるから、どうすれば自分に有益になるのかなって皆考えて話しているのがすごい嫌だった。」
私:「でね、そういうこと考えていたら、マッサージ師とかの方がいいんじゃないかって思えてきてね。食を仕事にしたいって言うのは本当だけど、でも色々と考えた時に程よく楽しくやれるのはマッサージ師なんじゃないかって思った。」
そんな私の話を聞いて、母はウンウン、と珍しく聞いてくれていた。
私こらえようとしたけど、話してる途中で涙が出て.....。
本当にやりたいことがあっても実現できないことがあるってこういうことを言うのかなって思った。
子供の時は、大人が「〜になりたかったけど、諦めたんだ」なんて話を聞いて、
なにやる前からできないって決めつけているの!って思ったし、
大学生でも「やらない後悔よりやる後悔だ」って思っていたけど、
実際に働いていて、自分の能力の低さをみて、すごくショックを受けた。
アルバイトの時から知っていたけど、真に受けたのは働いてからだと思う。
毎日働いて、誰かを顔合わせているだけで辛いって感じるのに、
その上毎日ミスをしては周りをピリピリさせて、
ひどい言葉もかけられたけど、
自分でもなぜこうなるかわかっているから言い返せなかった。
ミスも、なんでこんなところで間違えるんだろう、
なんでこんなことを忘れるんだろうってことの連続で、
自分自身に呆れていた。
すごい食の仕事がやりたかった。
フードライティングとかやりたかったけど、
インタビューをして、それを座ってずっと記事にする自分を想像できなかった。
調理もやりたかったけど、
料理長に言われたことを一回で聞き取って、はい!って調理するところを想像できなかった。
バイヤーもいいかなって思ったけど、
ビジネスとして人と話したり、交渉したりする自分が幸せそうにしているのを想像できなかった。
そんな感じで、食の仕事を見て、できなさそうって思ったけど、
それは食だけではなく他の業界でも一緒だと思う。
なんて言うんだろう。
金銭的な交渉があるお仕事と
速いペースで相手のことを汲み取るようなお仕事が向いていないんだと思う。
それは自分でもわかっていたけど、
どこかで「やった後悔の方がいい」って言う気持ちが勝ってて、
私も食べ物のお仕事したくて、
今の今まで苦し紛れにお仕事探していたのかもしれない。
私皆みたいになりたかった。