私のやさぐれた原因

ちょっと今自分の作った料理を売ろうかしら、と考えています。

 

それで父に相談して、

アドバイスもらって

「絶対母には言わないで。うるさいから」ってことを伝えたんですけど、

そこからあれ?って思うぐらい自分でもペラペラとグチが出てきた。

 

日本でマレーシア料理を作って売る機会が前にあったんですよ。

私、もう決まった時からずっっっっっっと楽しみにしていて、

あれを売ろうか、これを売ろうかって楽しみにしていました。

仮にそれが売れなかったとしても、利益が出なかったとしても、

それも含めて1から全て自分でやってみる感覚を知りたかったんです。

 

しかもマレーシア料理。

どんなものを日本人は求めているのか考えて選ぶのも楽しかったです。

 

なのに。

このマレーシア料理を売るっていうのを去年母がやっていたんですけど、

今年はブースを使うのにお金がかかるから、忙しいから、できないって言ってたんですよ。

だから、それなら私に譲って欲しいってことになってたんです。

 

それでやっぱり去年やっていた母からアドバイスが欲しくて、

色々聞いていたんですね。

すごいタメになったし、

でもチャレンジしてみたいって思ったものをダメ出しされて傷つき....。

料金も自分の売りたい料金ではいけない、と母の言った料金で売ることになり....

結局母が去年売っていたものをごり押しされながら、

なんとかそこは勝って、

自分が売りたいものをを売ることなったんですね。

 

それはいいんですよ。

やっぱり成功例のあるものを売った方が儲けは出るし、安心するから。

それで、調味料とか器具とか、材料とか、マレーシア、シンガポールでしか売っていないものがあったので、

ちょうどマレーシアに行く母が買ってくれると言ったんです。

 

それでこういうものが欲しいと送ったのですが、

なかなか買ってくれる気配がない。

私の器具は?って聞いたら、

「あれは高かったからやめた方がいい。やっぱり私が前作っていたケーキを作った方がいい」

と。

これ絶対に買ってくれないやつだ。

高くてもいいから、とりあえず作って見たかったんだけどな。

うわー...って思ったけど、ここでもめたくないし、

何も絶対にこれが売りたい!ってこだわっていたわけでもない。

だから母の言う通り、去年母が売っていたものの材料を買ってもらったわけです。

 

日本に帰ってきて、

やっぱり練習したいわけです。

そしたら、あまり材料の数ないから練習ができないと。

嘘でしょ。

売る分しか買ってこなかったの。

まあ、仕方ない。

忘れたとか、そういうときあるよな。

 

でもマレーシアから帰ってきてから、本当にうるさくて、

紙コップとかまだ揃えるところまで考えてなかったのに、

もうずっと紙コップまだ買ってないのかよ、とか

この料理はこうやって売った方がいいとか、

聞いてもいないし、そう言う料理の話を今しているわけでもないのに、

普通に家にいるだけですごい話してくる。

すごいうざかった。

ほっといてって言うと、じゃあもう何も教えないってキレ始めるし。

 

いやケーキの作り方とかそう言うのは教えてもらわなければ難しいじゃない。

本当に極端すぎて疲れた。

 

でもいい。

アドバイスだと受け取って、

前日と当日何をするか

って言うのを楽しみだなあって思いながら過ごせば全然気にならない。

 

友人も何人呼べば仕事が回るのかな、とか

どういう風にレイアウト考えようかな、とか、

どれぐらい作り置きしようかな、とか

 

すっごい楽しみだった。

 

なのに、なぜか母は前日と当日にいるんですよ。

いないって言ってなかったっけ?

って言ったら、「いや、そんなこと言ってないよ」と。

なんで嘘ついたの。

なんでいるわけ。

もうすごい嫌な予感しかしない。

 

とりあえず前日にケーキを作り始める。

でも1回しか作っていないので、

あやふやなところもある。

それで、母に作り方をきく。

すると、それは間違っている(実際は間違っているのではなく、正確にするには間違っていると言うこと)、これはこうしなければいけない。

 

という感じで言う。

しかも途中から、貸してって言って自分で作り始める。

 

いや、私のなんだけど。

なんで勝手に自分で作り始めているの。

私がそこからはわかるから大丈夫って言うとキレる。

意味がわからない。

手伝いたくないって真っ先に言っていたのに、

結局自分から手伝ってるじゃん。

 

途中から私がやって、

ケーキを焼く。

もうそろそろかなって思って、キッチンに行くと、

母が確認して、すでに取り出していた。

 

え????

 

「できたら冷やすんだよ」

え、いや、そうじゃなくて、なんで勝手に工程進めているの???

そこでも一悶着。

 

本当にムカついた。

ずっと楽しみにしていたのに。

 

もう触らないでってまた言って、

私は作る。

ただもう時間が12時すぎているところだったので、

明日の朝にまたやろうと思って寝る

 

起きたら、また新しく作られていた。

と言うかもうタッパーの中に入れて、

もう今からでも売れそうな形に並んでいた。

 

なんで

なんでなんでなんで

あんなにもう触らないで、作らないでって言ったのに、

なんで勝手に全部作っているの?

しかも私にこれ以上作らない方がいい、とか

いや、私が今回やるのになんで命令してくるの?!

 

その後も友人にこんな色になるまで焼いて欲しいってお願いしたのに、

途中で母が来て、この色ではできないからもっと焼けって友達に命令する。

全然関係ないあなたがなぜここで出てくるの?

しかも母が作っていたものでもないし、母の言った通りにしたら全て焦げる。

だから友人に母の言ったことは気にしないで、私の言った通りに焼いて欲しい

 

と言うと、母がキレ気味に「そんなんじゃ美味しいのできないね」

っと反抗的に言ってくる。

本当に黙ってて欲しかった。

 

今回私が主催してやるブースで、母からは最初のアドバイスと去年作っていたレシピを少し教えてもらいたいとしか言っていないわけで、

しかも絶対にやりたくないって言っときながら、

結局まるで自分が店を開くかのように指揮を取り始めた。

さらには私の友人にまで色々言う!!

 

本当にうざったいと感じた。

 

もう本当に大丈夫だからほっといて、と言う。

でも母は聞かない。

私が売るものを見て、

これだけしか作れていないんでは、間に合わない、と言う。

 

結局本当に間に合わなかった。

でまた呼ばれもしていないのに私と私の友人に指示を出す。

あれはこうして、これはこうする

 

最後に母がなぜか私のブースに立って、売っていた。

私がやる時よりも人が寄っていたような気がした。

本当のマレーシア人だから、マレーシアのことを聞かれたらすぐに答えていた。

 

母の友達が遊びに来たら、

「私が作ったの!」って母が言った。

 

悔しかった。

すっごい悔しくて憎らしかった。

私すごい今日を楽しみにして、色んな事を考えていたのに、

自分の人生の中でも大事な一日だと思って、

待ち遠しく待っていたのに、

全部かっさらっていった。

 

いつもそうだった。

私が失敗したり、考えたり、楽しむ前に全てを奪って、

私より前に出る。

それでいつも母は自分がいないと私は何もできないだとか、

言われた通りにしないから失敗するんだとか言う。

 

何もできないのは母のせいなのでは。

でもだからと言って、

今こうやって楽しみを奪われても、なんも言えない。

それがすごく悔しくて、悲しかった。

母に敵わなかった。

 

実際母がいたから成功した。

母が今日の主役になってしまった。

 

でも私は母以上にこのイベントを楽しみにしていた。

経営について学びたいって思ったし、

失敗するならそれでもいいからやってみたかった。

 

でも私は無力だった。

母に全部塗り替えられても、

やめて、嫌だって言って、母を止めるだけの力がなかった。

実際母がやったことで嫌がった人はいなかったし、

むしろ事が上手く進んだ。

 

もし私に母以上の力があるなら、

きっと母を出しゃ張らせることなんてなかったし、

問題は起きていなかったかもしれない。

 

でもなぜ、母は私のことを考えてくれないのだろう。

私がどんな気持ちで今日を楽しみにしていたのか。

なぜ私がマレーシア料理を売ってみたいと言い出したのか。

なぜいつも自分の都合とか思考を押し付けてくるのだろうか。

なぜそれに従って当たり前だと思っているのか。

 

とはいえ、初めてやるのだから失敗はつきものである。

それなのに、母は自分以上の力を私に求めてくる。

それでないと認めない、と言わんばかりに

次々と自分のこう思うって言うものを私の中に放り込んでいく。

 

もう一生私の人生に出て来てほしくない。

絶対に一緒に仕事はしない。

もう母の言う通りに動きたくない。