文化の違いもあった
と思う。
香港留学について話す時に、話したこともあったけど、
でも、本当に文化の違いから困惑したことはたくさんあった。
今までは、文化の違いで悩むことはないって思ってたんですよ。
色んな文化見て来たし、その時その時で対応していたから。
この文化では、もっと頷いて欲しいとか、
この文化では、もっと意見を出してほしい、とか。
それぞれの文化を分かっているから、どこまで自分を出していいのか、とか
どういう話し方をすればいいのか、とか考えていたんですよね。
でも例えば、なんども話している例だけど、
卵の賞味期限が1ヶ月あるって長くない?とか、
デザートは個々で食べるものでしょう?とか。
考えたこともなかったです。
卵の賞味期限が1週間って書かれていたら、1週間なんだろうなって思うし、
デザートを個々で食べたい、シェアしたいってなっても、どちらでもって感じだった。
でもそれを感じていないというか、
なんでこの人はデザートをシェアしないの?思いやりないの?って思う人もいれば、
シェアすることが汚い、なんでシェアしなければいけないの?って感じる人もいる。
だからそれぞれが感じていることは悪くないし、違う考えがあるのだと理解している。
私はなんでもよかった。
それも私の考えなんだなって思った。
でも、一方で、デザートに関しては、日本人の子に「なんでシェアしなきゃいけないの?どう思う?」って同意を求められるし、
逆に個々で食べようとして、香港人たちに「あの子たちは私たちと違う感覚で生きている。やっぱり日本人なんだ」って思われるのも嫌だった。
すっごい難しい。
ここでもし私が「個々で食べるのは日本人のすることで、香港人はきっとシェアするのが文化なんだよ」とか「私は別にシェアしてもいい」とかって言えば、
私はその子の感覚わかっているし、だから別物とも考えていないけど、
きっとその子は「あれ、この子は私と違う感覚を持っている」ってちょっと距離を取られるのではないか、と思った。
なんて言えばいいんだろう。
どっちかによっていなければいけないのだろうかっていう気持ちが強かった。
留学生として扱われて、授業に行けば、
日本はこうだろう?ああだろう?って言われる。
でも私日本には4年しか住んでいないし、地理的なことは全然わからない。
「コンニチハ!」って話しかけられても、私はあまり国による境界線とかを感じてないから、なんか日本人が初対面の関西人に「関西弁話せるよ。なんでやねん!」って言っているような気持ち。
すごい私たちは香港人であなたたちは日本人って区別されているようであまり好きではなかった。
私たちは違うから、そこの境界線はくっきり守りながら仲良くして行こうって言われているみたい。
私も最初は日本文化に触れている方が長いから、
日本人として生きていけばいいって思ってたよ。
でも色んな人と話していくなかで、
「違う!!!」って感じるところがあまりにも多かったし、
日本人になるためのクライテリアがあるなら、
多分ずっと日本で生まれ育った人から見て、
私はしっかり満たせてないんじゃないかな。
私も実際香港で暮らして、
自分は日本人に見えて、日本人ではないんだって感じたところがたくさんあった。
なんて言えばいいんだろう、
なんか私の中では日本人だって自分が思えば日本人なんですよ。
日本のことわからなくたって、日本人の知り合いの方が多いし、
日本語が第一言語でその他の言語は正直微妙だし。
シンガポールが自分の国で、私は自分の国が好きだって言っても、
日本人だったんですよ。
でも、
いちいち汚いトイレに行くのに「きたなっ!」とか、
「日本では〜だけど、香港は〜だね」ってならないし、
「あ!初めまして〜」っていう気遣いもしないし、
皆と同調してビール頼まないし、
中国人と一緒にいても違和感ないし笑
日本でずっと生まれ育った日本人と比べた時に、
同じようで違うっていう違和感がずっとありました。
ビール頼まないてっいうのもあれよ、反抗してとかではなくて、
ただ本当にビール好きじゃないのに、そこまで合わせる必要性を感じないから、
頼まなかった。
だから、誰も私を正しく見れていない気がして、
すごい孤独な気持ちになった。
日本人って言えば「コンニチハ!」だし、
シンガポールで生まれ育ったって言えば「なんで日本語喋れるの?結局日本人なの?」って根ぼりはぼり聞かれるし、
どうすれば正しい私を見てもらえるのかわからなかった。
もっとしっかり私を見て欲しかったです。
アジア人とか日本人とか、シンガポール人とかそんなの関係なく、
異文化交流だけど、それを目的として話すのではなく、
なんか興味を持って欲しかった、
な!って思います。
もちろん文化の違いだけではなくて、
その他にも金銭感覚とか、頭の良さとか、自分の人と違った性格とか、
内向的、外向的、色んな部分で
違うって感じて、パニックになっていました。
そう言った部分はまた後で、または今度話そうなかって思います。