ジャパナイズ
今日は日本人の方と元同級生ですぐ隣のオフィスで働いている子と一緒にご飯食べに行きました。
日本人の方はシンガポール歴半年だけど、私よりも仕事の年数は遥かに長い。
もう一人の子は、私と同じようにハーフだけど、英語の方が強い子です。
不思議だよね、同じハーフでもどんな風に育てられてきたか、何語を話していたかで結構違うところとか出てくる。
それはさておき。
私とてつもなく意思が弱くなって、日本人化されていたんだと気づきました。
その二人に仕事ができないーって嘆いていたのですが、
その時に日本人の方が「〇〇(私の先輩)さんは英語の方にも「さん付け」するように言っていたけど、普通はしないからいいよ」
と言っていました。
元同級生の子も「なんか「さん付け」はおかしい。すごく日本人らしい」
と言っていて、びっくり。
びっくりというか、
私もおかしいってどっかで思いつつも、
そういうものなんだと思っていたんです。
今までの私だったら、
「え?さん付け?なんでそんな滑稽なことしなくてはいけないの」と思っていたのに、
何でしょう、荒波に揉まれて、「それは違う」って思うことたくさんある環境にいて、
どこまで自分の考えを押し通していいのかわからなくなってたのかもしれない。
とりあえずショックでした。
分かっていたのに、滑稽って自分が思っていたことが無意識だった。
そして、そういう細かいすれ違いが、もしかしたら自分を疲れさせているのかもしれない。
例えば、時間とか、
本当はすごいルーズで、
「あれだけ残業しているし、残業代出ないなら、別にランチで10分遅れたっていいよね」
って思っているのに、
「あ、やばい、ランチの時間が後5分で終わる。帰らなきゃ」って考えるようになっていました。
服も、シンガポール人っぽく着てもいいでしょ、私現地採用だしって今まで思えていたのに、
いつの間に何を着るかっていうことに神経質になっていました。
環境って怖い。
そして自分がぶれるって怖いね。
自分のこれおかしい、それおかしいが、
必ずしも世界共通ではないし、
むしろ標準からずれているって感じる分、
自分を出すのが怖くなっていたんだな、と。
我慢することがいつの間に多くなっていたんだと気付きました。
こんな小さなことで我慢するようになってたなんて、
私どんだけ自分に合わない、過酷な環境にいたのだろうと思いましたよ。
それで少しスッキリしたというか。
私の思うことを感じている人もいるし、
だから子供っぽいだとか、場違いな考えをしすぎているとか、
あまり考えずにいようと思えました。
そしたら、感覚がですね、
昔の少し楽ーな感じに戻ってきて、
何だか人生楽しくなりそうです。