仕事においての優先順位
最近フードライター、フーフォディレクターをやっている方とお話しする機会がありました。
というか自分から問い合わせてみました。
ちょっと勇気いったよ〜
でも快く承諾してくれて、快く話してくれて、
もうなんかありがとうございました。
一緒に話したことで、いろんなことがクリアになってきたんですよね。
ずっとモヤモヤしていたぶん、話していて、
こう自分の殻がポロポロ取れていくような感覚がありました。
まずはですね、
相手の方がシンガポール好きで、
私自身も相当なシンガポール好きって思っていたんですよ。
でも彼女は、シンガポールで住んだこともないのに、
ただ食べ物美味しい、じゃなくて、
しっかりとシステムもわかっているし、
住宅についてもしっかりわかっている。
温度差感じました。
なんだろう、私も好きなんだけど、
でも種類が違ったのかな。
私は多分自分の国だからっていう愛国心からくるもので、
だからボタニックガーデンとか、ツーリストっぽいところで結構行っていないところもあるし、
食べ物も「シンガポールは食べ物美味しいけど、でも新鮮さは日本に負ける。特徴どこ?って聞かれると具体的に答えられない」
って感じなんです。
でもその方はすごい力説していて、
それ見て、私って意外とシンガポールに興味はなくて、
どちらかというと「日本人は私の国の素晴らしさをまだわかっていない!」っていう気持ちが先走りしているのかもしれない。
後、ビジネス面において、二つの国をとりもつっていうのは私のバックグラウンドを生かせるし。
逆に、食べ物について、自分は中途半端な興味を持っていると思っていて、
んで実際中途半端なんですけど、思っていたほどではなかったかもしれない。
彼女はシンガポールが好きで、食以外のことも携わっているそう。
でも自分を彼女の立場に置き換えた時、
結構その他のことどうでもよくて...いや、まだ素晴らしさを理解していないだけかもしれない。
でもとりあえずは「うーん」って感じ。
それで彼女が「食について書くなら、専門学校に行って基本的な料理知識はつけたい!」って思って、調理師関係の学校に行ったそう。(発想が素晴らしい...)
それが確か30ぐらいの時だと。
遅い。
私としては遅い。
って思っている自分がいて、
彼女はそもそもライターになりたかったわけではないらしくて、
だから30ぐらいで学校に行って、食に携わるのはおかしな話ではないし、
というか何歳からでも始めてもいいわけで。
ただ漠然と今までは28に学校行くの遅いなーって思っていたんだけど、
彼女がもともと携わる予定がなくて、それで30になって行ったっていう話を聞くと、
じゃあ私はもっと早くに行った方がいい、と率直に思いました。
その時になんか、あれ、中途半端って思っていたけど、
もしかして食に対してまだよくわからないから、中途半端なとこで突っ立っているけど、
もしかしたらもっと好きになるのかもしれない、という気持ちに。
人と話しているだけで、くっきりと自分が見えてくるから面白い。
それで、私食品業界のお仕事受かったのに、
そっち選ばずに旅行業界のお仕事をすることになったんです。
その旅行業界のお仕事の方が、人を思う気持ちが強い印象を受けたからです。
それを彼女に説明する時、罪悪感を持ったんです。
食品業界のそのお仕事があたかも人を思わない、みたいな言い方したからっていうのもあったんですけど、
それだけじゃなくて、「これだけ食大好きって言っていたのに、食品業界をなぜ選ばなかったんだ。嘘なのか」って思われたかもしれないことに ううってなりました。
だから、なんだろう、話飛んだかもしれないけど、
きっと私の中では「人のために何かする」っていうことが自分が思っていた以上に強かったんです。
というか私の中で当たり前だったんです。
だから、食に興味ある、やりたいーっていうのは「人のために何かする」っていう前提の上での話だったんだ、とはっきりわかりました。
ただ食が素晴らしいって伝えたいんじゃなくて、
私を通じて、私の人生観を通じて、食に対する概念が変わったり、日々楽しく生きられるようになったり、
それでそれを自由に伝えられるのが私にとって「食」だったんだと思う。
それでライターについても、興味がある、というよりも
自分の気持ちを伝えるツールとして利用したいって思っているんだなっていうこともはっきりとわかってきました。
だからもしライティング以外で自分の気持ちを最大限に表現できるなら、
きっとライティングでなくてもよかったのかもしれない。
だから、そうね、なんだかんだ言って、お話ししたら、
①人のために仕事をすること。インフルエンサーになること。
②食関係のお仕事をすること
③シンガポールと日本、両国の間に立つこと
の順に大切で、
<ツール>
ライティング、調理、カメラ
って感じかしら。
ちなみにフードコーディネーターって
広告で食べ物を使うから、
色彩感覚とか配置の感覚を養うため、
もしくはアートが好きで美術館行く人が多いんだとか。
まんま私、とかちょっと思いました。
自惚れてると思われたくないので「ちょっと」。
笑