アルバイト先でのこと

数日前の話です。

 

普通にいつもの不動産屋のアルバイト行きました。

いつも仕事が始まる前に報告会みたいなのがあって、

今日はこんなことありますとか話し合うんだけど、

 

その日、いつもまとめ役のような人の隣に初めて見る人が。

若いけど誰なんだろう...。

と思っていたら社長さんでした笑

イケメンで、「皆に謝らなければいけないことが....」

「車の窓がパーンって割れて今使えません。」ってきっぱりと面白おかしく言っていて、とても面白かったし、空気もいつもの和やか〜な感じでした。

 

が、そこから真面目な話を。

「実はですね、3年ぶりに帰ってきて、見て、本来やれることができてないのね。」

「それだけ伸び代がまだある、ということでもあるけど...あまりにも目標から今離れている」

「システムが.....ぐちゃぐちゃ」

 

と真剣に少し寂しげに、言葉を選びながら話していました。

 

確かに私も入ってきて、上の人が「このお仕事はこうするんだけど、分からなかったら適当でいいよ」って私に教えるの聞いてびっくりした。とっっっっってもゆるい。

ゆるいから注意されることも少なくて、お仕事はしやすいんだけど、自分の上司が、

「ねえねえ、〇〇さんからこんな資料がきたんだけどこういうことだと思う?」って別の人と5分ぐらい話し合ってるのを見て、

直接その人に聞けばいいのに、だらだらとしている感じに少し驚きました。

 

それで最後に社長が言ったのは

「嘘ついてもいいから。」

社内がシーンとなった。

「ないものをあると言ってもいい。」

 

お仕事だから割り切って嘘をつけ、みたいな感じだった。

それを聞いて、なんだろう、私も何か引き締まりました。

 

こんなにゆるくて、甘くて、ビジネスビジネスしていない会社でも、

生き残るためには嘘が必要なんだってことだと思う。

ビジネスとはそういう世界なんだ。

 

なんだろう、自分は素直に正直に生きたい、だなんてずっと思っていたし、

今でも思っているけど、

でも、

ただそれだけではいけなくて、素直に正直に生きるなりにも、

柔軟に、うまくいく方法を思いつかなきゃいけないんだろうっていう気持ちです。

 

素直に正直に生きるなんて、簡単に聞こえてとっっっっても難しいものだったのかもしれない。

念じてればいいってもんじゃないし、好きなように行動すればいいってものでもない。

というか好きなように行動する前に根を潰される、というか。

私ももっと自分のことを考えていこう、と思います。

 

....この社長さん、いいなあ。

社員のこと大事にしていて、社員はその成果を出すどころか甘えていて、なんでって気持ちと自分で反省している感じが伝わってきて、

そこにいた私でさえ、これだけいい環境をくれているこの社長のために頑張ろうって思えました。

 

こういう人の元で将来働きたいー。