問題です。

漫画にあるような崖っ淵なとこで指先に力をこめて必死に落ちないよう耐えてるシーン


そこに一人、自分の尊敬する人がじっと自分を眺めている


「助けてください!このままじゃ落ちて死んでしまいます!」

「んにゃあ、後1時間待てば足場が出てくる」

「いや、そんなハプニング、ゲームでしか見たことないですよ!」

「それが出るんだなぁ」

「(信用ならない)....縄を持ってきてくれませんか?」

「ここにある縄はどれも細くてあなたの体重を支えきれないよ」

「じゃあ知り合いの方でもお願いして、体重を支えられる縄を用意してください!」

「できることにはできるけど...なんせそこの親父さんが頑固なもので....貸してくれるとは思わん」

「私死ぬんですよ!?何言ってんですか!」

「それだけ意気があるなら大丈夫だろう、てか足場出るから大丈夫だってー。というか落ちたのは自分でしょ?自分でなんとかしなよ、いい大人なんだから」


でもこのもろい足場に連れてきたのがその尊敬する人だったら?

一時間出るか分からない足場を待つこの怖い気持ちとずっと戦わなければいけない?

力尽きて落ちたらどうなるの?

足場が出ても、どうやって上に戻るの?

また怖い思いしながら登るの?

縄なしで登れる力と気持ちをつけるのにどれぐらいの時間が必要なんだろう?

一刻を争うときに、貸してくれないの?

縄を奪いとってでも助けてくれようとは思わないの?

「いい大人だから」って突き放すとこ間違えてない?


こんな状況にあなたが陥ったらどう思いますか?どうしますか?